Daily Oregraph: カジカ総理大臣閣下
カジカは北海道弁でいうところの「みったくない」魚なのだが、いやいや、よく見ればそうではないぞ。
魚類中の哲人ともいうべき堂々の貫禄がある。どんなことがあっても信頼を裏切らぬという、まことに頼もしい面構えである。日本国の首相はこの魚に勤めてもらいたいものだと思う。
-ばかいえ、魚に総理大臣が勤まるものか。
そうだろうか? ぼくはアベノヒトヨタケよりもカジカのほうがずっとましだと信じている。トランプがいくらわめこうとも、水槽の中からこの眼でギョロリとにらみつける(笑)……ところをご想像いただきたい。
ようやくその真価が人間どもにもわかったとみえて、結構なお値段である。とても気軽に買えやしないのが悲しいところだ。
Comments
カジカはうまいですね。
もっとも私の地方でよく食べていたのはケムシカジカ。
わたしたちはボッケと呼んでいました。
これに比べれば、アベノヒトヨタケなんて物の数にも・・・
そういえば、これはブログを始める前のことですが、網走の方に行って水族館に立ち寄ったら・・・いるじゃあありませんか、ケムシカジカが。それもうじゃうじゃと・・・
つい、これおいくらですか?と聞くところでした。
Posted by: 三友亭主人 | May 14, 2020 06:23
>三友亭さん
カジカのほうが立派に見えてくる国とは、いったいどういう国なんでしょうか?
カジカは高給を望まない(餌だけはちょうだいね)、ウソをつかない、取巻きを作らない、下品な野次を飛ばさない、法を曲げない、美味である(笑)などなど長所だらけ。
> これおいくらですか?
ここは撮影OKのお店ですから、お教えしてもかまわないでしょう。1,980円也。大物であったとはいえ、驚きましたよ。最近獲れなくなってきたんでしょうね。
Posted by: 薄氷堂 | May 14, 2020 09:01