Daily Oregraph: 水鳥見物
久しぶりに南新埠頭の東側岸壁にやって来たのだが、朝は晴れていたというのに、ぼくが外へ出たらこの天気である。
ここにはさまざまな奇妙な物体が無造作に積み重ねられていたのだが、いつの間にかきれいさっぱり姿を消し、ゴチャゴチャがガランに変ってしまっていた。気に入った場所だったのに、だまされたような気分である。
しかし水面はにぎやかであった。諸君、ウィルスが流行しているのだから、密集してはいかんというのに。
なんという名の鳥か、調べていないから不明だが、まさか京都先斗町から渡ってきた閑古鳥ではあるまい。実に呑気な顔をしている。貨幣とは無縁の生活を送っているからにちがいない。
バード・ウォッチャーの気持がちょっとだけわかったような……
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