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February 25, 2020

Daily Oregraph: 体温を測られた話

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 乗船者はここで記帳するのだが、サインをしていると、別の乗組員が近づいてきて、ぼくの顔と首筋にチカッと光を当てた。一瞬とまどったが、時節柄すぐにひらめいた。きっと体温を測ったのだろう。ぼくの聞きちがいでなければ「好的」といったようである(ハオダと聞こえたから、たぶん……)。

 まあ、用心に越したことはないけれど、じゃあ乗組員全員がマスクをしているかというと、していたのはチェックポイントにいた担当者2名だけ(写真右)。ぼくもマスクしていなかったが、おとがめなしであった(反省しとります、はい)。

 そこでいろいろ考えてみたら、恐ろしい可能性に気づいてしまった。客船とは規模こそちがえ、船は船である。もしあちこちの貨物船内でウィルス感染が流行すれば、大変な事態にもなりかねない。輸出入はもちろん、国内の物流も大混乱になるだろう。

 厚労省はあのざまだし、読み書きの不自由なデンデン首相にはまるで危機感がないし、それどころか患者数をごまかすことに腐心しているように見えるし、ほんとにこの国はどうなっているのか、まことに遺憾に存じます。

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February 22, 2020

Daily Oregraph: 氷はどこに……

 最近はまさに Time flies で、あっという間に月日が過ぎ去っていく。二三日はたったかと思っていると、実際には四五日経過しているという案配である。そんなはずはないのだが……

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 生存証明写真を撮るために港町岸壁に来てみると、こはいかに、氷がすっかり消えていた。二三日が四五日どころか、ひょっとしたらいっぺんに春が来たのではないかと思うくらいである。

 たちまち太郎はお爺さん。恐ろしくてとても鏡を見られない。

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February 17, 2020

Daily Oregraph: 雪かき讃歌

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 30センチほど積るという予報であったが、実際はその半分程度ですんだ。一尺も降られては雪の捨て場に困るからホッとしたけれど、結局雪かきはせにゃならぬ。

 スコップで雪を放り投げると、しみじみ衰えを感じる。途中で30分ほど休憩をはさまなくてはやっていられないのである。残念ながら子分の八公はいないし(笑)、関西にいる通信員諸君は例のコロナウィルスを口実にして、呼んでも来てはくれないだろう。

 厚労省なんぞをうっかり信用すれば一命を失いかねないから、そのほうがいいかもしれない。「人混みを避けるように」などとアホ丸出しのことをいっているが、大都市の満員電車をどうするつもりなの?

 人混みを避ければ経済活動マヒは必至、確実に早期終熄の見通しがなければオリンピックは中止するのが賢明だけど、国民の生命より利権が大事な連中ばかりだからなあ。ほんとに情けなく、恥ずかしい国になってしまった。

 雪かきをしていれば、束の間そんないやなことを忘れられるから、まあいいところもある……と考えることにしよう。

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February 13, 2020

Daily Oregraph: おいらの行く先

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 暖かい一日であった。釧路川には氷がなくても、ここに来ればある。釧路港の氷の吹きだまりともいうべき、港町岸壁である。

 -おまえ、ここしか来るところがないんじゃないか?

といわれそうだが、だれにだってそういう場所はあるのではないだろうか。それに臨港鉄道の線路跡が歩行禁止になったいま、選択肢はきわめて限られる。もしここも立入り禁止になったら、引きこもり老人ほぼ確定である。

 だから「おい、またかよ」といわれても、どうせおいらの行く先は、その名も港町番外地。シリーズものになるのは当然であろう。

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February 08, 2020

Daily Oregraph: 今日の釧路川

 気がついたら2月もすでに8日だから、ずいぶんブログをさぼっていたことになる。

 そこで生存証明写真を撮るために釧路川へ行ってきた。昨日だったか一昨日だったかの新聞に、氷の浮んでいる写真が掲載されていたからである。

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 おいおい、せっかくやって来たというのに、これはないよ。氷のかけらもないじゃないか。

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 そのかわり、カモが呑気そうにプカプカ浮んでいた。この連中にも当然苦労はあるんだろうが、苦労を苦労と認識する能力が欠けているから、はた目には呑気に見えるのかもしれない。

 苦労を見せぬカモはかわいいからいいけれど、世の中には悪事を悪事と認識する能力の欠けている連中がいる。彼らをいくら追求したって、それが広く報道されて多くの人々の目に触れなければ、時間のムダに決まっている。

 今日読んだ文章の中に、なるほどと思うところがあった。事故の調査官がある証人に、その行動について説明を求めたとしよう。その説明がもっともだと調査官が納得するためには、「証人と調査官双方の価値観に共通する部分のあることが必要となる」というのである。

 まったく共通するところがなければどうなるかは、国会中継を(見たくはないが)ごく短時間でも見れば、一目瞭然である。どんな相手にも「話せばわかる」というのは幻想にすぎない。しかしいくら相手が小学生以下のバカだからといって、まさかポカリと殴るわけにもいくまいし(笑)、ほんとに困ったことである。

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