Daily Oregraph: 体温を測られた話
乗船者はここで記帳するのだが、サインをしていると、別の乗組員が近づいてきて、ぼくの顔と首筋にチカッと光を当てた。一瞬とまどったが、時節柄すぐにひらめいた。きっと体温を測ったのだろう。ぼくの聞きちがいでなければ「好的」といったようである(ハオダと聞こえたから、たぶん……)。
まあ、用心に越したことはないけれど、じゃあ乗組員全員がマスクをしているかというと、していたのはチェックポイントにいた担当者2名だけ(写真右)。ぼくもマスクしていなかったが、おとがめなしであった(反省しとります、はい)。
そこでいろいろ考えてみたら、恐ろしい可能性に気づいてしまった。客船とは規模こそちがえ、船は船である。もしあちこちの貨物船内でウィルス感染が流行すれば、大変な事態にもなりかねない。輸出入はもちろん、国内の物流も大混乱になるだろう。
厚労省はあのざまだし、読み書きの不自由なデンデン首相にはまるで危機感がないし、それどころか患者数をごまかすことに腐心しているように見えるし、ほんとにこの国はどうなっているのか、まことに遺憾に存じます。
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