Daily Oregraph: 相生坂ひとり植物観察会
ミヤマニガウリを見物しに相生坂までやって来た。(頭の出来はともかく)金だけはふんだんにある上級国民に対抗するのはむずかしいけれど、貧乏な下級国民は金のかからぬ高尚な趣味(?)を持っているんだから、すごいですねニッポン。
やあ、よくもまあ、補助金なしで立派な群落に成長したものだ。あっぱれ。
まだ花は終っていないどころか、花盛りといってもいいくらいだ。前回はチラホラと咲いているだけだったのに、あっちにもこっちにも小さな白い花が見える。
秋だからもちろん実はたくさんぶら下がっている。こいつを見ると、飄然ということばが浮んでくる。
せっかくだから、実をもう一つ。花がしぼんで実の膨らんでいる様子がよくわかると思う。ぼくはまだ味見したことはないけれど、どこかの先生が試してみた結果、苦い顔をしてミヤマ「ニガウリ」と命名したんだろう。
帰り道に坂の途中でみつけたのがエゾトリカブト。去年まではわが裏庭にも咲いていたのだが、今年は見かけない。有毒だが花は美しい。
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