Daily Oregraph: 相生坂下のミヤマニガウリ
昨日妖怪に出会ってから運が向いてきたらしい。
ゴールデンバットのような葉っぱは、ご存じ(かどうかは知らないが)ミヤマニガウリである。ミヤマニガウリは春採湖畔に行けば、いやというほどたくさんある。ありすぎるほど繁茂しているのだが、ふしぎなことに、なぜかほかではみかけない。温根内でも見たことがない。
だから一昨年相生坂(西側)の下でこいつを発見したときは、ほんとうにビックリした。世紀の発見ではないかと思ったくらいである(笑)。ただしほんの二株ばかりにすぎず、春採湖畔の大勢力に比べると、まるで本隊にはぐれた兵隊である。どうしてこんな場所までやって来たのだろうか?
ところがこのはぐれミヤマニガウリ、去年は何度同じ場所を通っても見当たらなかったのである。目を皿のようにして探してもみつからない。あわれ、死に絶えたのだろうと思った。
そして今日、場所は覚えているから、もしやと思って目をやると、探すまでもなく同じ場所に葉っぱがあるではないか。おお、無事であったか。
こいつが花を咲かせるか、実をつけるか、今年はときどき観察するつもりである。
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