« January 2019 | Main | March 2019 »

February 23, 2019

Daily Oregraph: 散歩再開

190223_01

   ひさしぶりに散歩に出たので、氷を見物しようと港町岸壁までやって来たら、もうほとんど融けていた。飲み残しの水割りみたいなもので、まるで絵にならない。祭りが終ったあとのさびしさにも似ている。

 さすがに風はまだ少々冷たいけれど、日射しはけっして弱々しくない。真冬の間はどうしても運動不足がちになるものだが、そろそろ二本の足を使う時期になったようだ。

 足から弱るか、頭から老いぼれるか……どっちにしてもゾッとするけれど、まずは歩け、歩け。

| | Comments (3)

February 19, 2019

Daily Oregraph: 春はいずこ

190219_01

 本日の十勝港。

 青空は見えるけれど、厚く巨大なお盆のような雲が太陽をさえぎっている。そのため気温はけっして低くないのに、まるで暖かさを感じない。貴重な年金を注ぎこんで株価を維持し、諸統計をごまかして空前の好景気などと大ボラを吹きながら、庶民の懐は寒いままの日本国みたいな天気である。

 その中途半端な空の下、車を走らせて釧路に戻ってきた。道路にはもうほとんど雪はなく大助かりだけど、このまますんなり春が来るとは思えない。春先にはたいていドカッと雪が降るのである。

 油断大敵である。雪かきに備えて、青年よ、いやジジイもだが(笑)、鍛えておけ。

| | Comments (2)

February 14, 2019

Daily Oregraph: Samui!

190213_01

 本日、いや昨日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 え、ちっとも寒そうに見えないぞ、とおっしゃるので?

 そこが素人の浅はかさ。日中はともかく、夕方になってごらんなさい。そして夜。Cold, colder, coldest の変化をたっぷり味わえるんだから。

 そんな寒さの中を、船員や作業員の方々は屋外で長時間働いている。フィリピン人船員の多くは、"Samui" という日本語を知っている。ただしちょっと訛っているから、ぼくたちの耳には "Samoi" に近い音に聞こえる。ほんと、サモイよなあ。

 根性なしのぼくはときどき暖かい場所に逃げ込むけれど(完全武装していないせいもあるのだが……)、そんな贅沢のゆるされない人々は、まことにお気の毒である。

 本日も日没とともにぐんぐん気温が下がりだした。この寒さを、わが敬愛する森羅万象大臣にもぜひ味わっていただきたいと願っている(笑)。

| | Comments (0)

February 11, 2019

Daily Oregraph: 肝を食う

190211_01

 最近森羅万象を担当するとかいう狂気の宰相が出現し、この驚天動地の事態に普通の神経ではとても耐えられそうにないから(笑)、うまいものを食って元気を出そうとスーパーへ行ったら……あった、あった。

 このみごとな肝を見よ。ずしりと重く、「豪胆」とはまさにこのことであろう。ただ珍味であるばかりではなく、栄養も抜群、胆力をつけるには最高のごちそうである。すなわち今夜は肝入りのタラ鍋。

 で……ひさしぶりにタラの肝をたっぷり味わい、ついでにお酒を二合ほどやったら、森羅万象おれに任せておけという気分になった。いや、いかん、いかん、どうやら馬鹿が伝染したらしい。

| | Comments (4)

February 07, 2019

Daily Oregraph: 石炭列車最後の冬

190207_01

 またしてもうっすらと雪が積った。ほんの 2センチほどなのだが、線路の回りは除雪していないから、雪はもっと深く見える。

 ひょっとして石炭列車は通らないかしらと思って来てみたけれど、やはり列車は来なかった。決まった時刻表がないため、列車に出会えるかどうかは運任せなのである。

 採炭量の多かった当時は散歩中にしばしば列車をみかけたし、夜には汽笛の音が自室まで届いたものである。最近はさびしくなったなあ、と思っていたら……

190206hokkaido_shimbun

 昨日の北海道新聞朝刊の記事である。残念、ついにこの日が来たか。

 昭和、平成という区切りとは別に、一つの時代の終りを迎えたような気がする。

 列車の写真を撮ることができなかったので、当ブログ2012年1月9日の記事をごらんいただければ幸いである。

| | Comments (2)

February 03, 2019

Daily Oregraph: 合格祈願

020211_sugamo

 本日やっと英単語15,000項目を達成した。項目数はけっして多くないけれど、辞書にはない項目も含まれているから、案外お役に立つのではないかと思う。次の目標は当然20,000項目である。たぶんぼくもそれまでは生きられるはずだ(?)。

 さて受験シーズンである。正確な原文は知らないけれど、「我神仏を尊びて神仏をたのまず」、という宮本武蔵流がカッコいいにはちがいない。しかしたいていの人間は弱いものだから、神様を拝んだって大目に見てやればいいと思う。

 合格したら神様のおかげ、失敗したら自分の勉強不足のせい、と考えておけばいいのである。たとえうまくいかなくても、けっして「信心が足りないせいだ」などと考えてはいけない(それがインチキ宗教の手口)。いくら信心したって、単語力がなければ外国語の文章は読めないし、基礎がなければ数学の応用問題を解けるわけはないからだ。

 なあんだ、自分の力で合格するのなら、結局神信心などはいらぬことじゃないか……そのとおり、まことにもっともである。しかしそれでは慢心を招きかねないから、とりあえず「神様のおかげ」にしておくといい。

 もし宗教に価値があるとすれば、人を謙虚にするところにちがいない。武蔵が「神仏を尊びて」といったのは、そのへんの呼吸ではないかと思う。不信心者のぼくがいうんだから(笑)、夢疑うべからず。

 今日は写真を撮っていないから、2002年2月巣鴨で撮影した縁起のよさそうな写真を載せておいた。受験生諸君の成功を祈る。

| | Comments (2)

« January 2019 | Main | March 2019 »