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November 01, 2018

Daily Oregraph: 大根干したり

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 十一月の空と海。まずまずの天気で、さほど寒くはない。

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 春過ぎて夏きたるらし白妙の衣ほしたり天の香具山というのは、やはり名歌だと思う。たいへん詠みぶりが素直だし、さわやかでモダンな感じがする。とても大昔の歌とは思えない。

 さてわが釧路では、いまの時期どこの家でも大根を干す……というのは実は半世紀以上昔の話で、最近ではめったに見かけぬ光景なのである。

 干してシワシワになった大根は、やがて沢庵になるのだが、ぼくはタクアンが大の苦手ときている(笑)。日本人のくせにタクアンぎらいということは、子どものころから少数派の悲哀を味わってきたということだ。

 しかし大根を干しているところを見るのはなつかしくて心惹かれる。冬の接近をやんわりと感じさせるところがいい。

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Comments

>春過ぎて夏きたるらし白妙の衣ほしたり天の香具山というのは、やはり名歌だと思う。

さすが、お目が高い。私もこの歌が大好きで・・・ただ、この歌柄に応じたほど香久山は秀麗なお山ではないのですが・・・

・・・でも、古代人の感性では・・・こんな歌を詠みたくなるような山だったんですよねえ。

Posted by: 三友亭主人 | November 02, 2018 at 22:07

 妙に技巧を弄していないから大変すっきりとして、さわやかな風さえ感じられますね。

>この歌柄に応じたほど香久山は秀麗なお山ではないのですが・・・

 背景が富士山でなく、こじんまりした香具山であるところがいいのかも(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | November 03, 2018 at 12:15

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