Daily Oregraph: 買い出し風景
所用あって北大通にやって来た。停電も復旧し、建物に地震の被害はないから、町は平静を保っている。
写真のお二人のスタイルを拝見するに、たぶん食料品の買い出しだろうと思う。
すぐ近くのコンビニに入ってみると、昨日同様食料品の棚は空っぽでガランとしている。しかし急いで用意したらしいオニギリが相当数並んでいた。飲み物のケースは見た目で3分の2以上は空いていた。
用事をすませてスーパーをのぞいてみたら、買物客は多いが、やたら空の棚が目立つ。野菜は予想外に多く並んでいたけれど、卵・納豆・豆腐はゼロである。魚がそれなりに並んでいたのは水産都市ならではかもしれない、
肉や惣菜はほんのわずか、冷凍食品も数えるほど。パン・ケーキ類は皆無。カップ麺や袋入りインスタントラーメンはかなり売れていたが、在庫は十分と見た。菓子類は豊富にある。
ガソリンも払底しているらしいし、物資が十分出回るまでにはあと数日かかるのではないかという印象を受けた。やはり苫小牧港の機能不全の影響が大きいようだ。
たった一回の地震でこのありさまである。日頃威勢のいいことばかりいっている連中には、ほんの少しだけでいいから想像力を働かせてほしいものだ。戦争にでもなれば、庶民の苦労はこんなものではすまない。たとえばネトウヨ諸君はカップ麺を啜ることさえできず、途方に暮れて、たちまち弱音を吐くにきまっている。
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