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August 29, 2018

Daily Oregraph: デッキでボンヤリ

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 ネタのないときはこれにかぎるのだが、そうそういつも撮れるものではないところが悩みの種である。

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 乗組員がバラストタンクを計測中であった。手慣れた仕事だけに、歌舞伎のように型がピタリと決まっている。

 本日の最高気温わずかに17.7度。しかし湿度がやや高めで、風が弱かったため、思いのほか生暖かい感じである。そのせいか、どうも頭がボンヤリする。

 この気温にして頭脳がまともに働かないのだから(笑)、連日30度を越す猛暑の中で、人はどうして正気を保てるのだろうか?

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Comments

いやー、今年の夏はきついです。
先日ハルビン・長春に行ってきましたが、あまりに快適なんで帰りたくなかった・・・。
ところで、バラストタンクの計測って、海水の量を計測してるんですよね?
エンジンオイルのレベルゲージのでかいのに見えますが、水じゃゲージにくっついてこないですね。
この棒に何か仕掛けがあるのでしょうか。

Posted by: 中川@やたナビ | August 31, 2018 10:38

>中川@やたナビさん

 そうです。タンク内の海水の量を測ります。

 特別なしかけはないんですが、長い巻尺の端におもりがついていて、着底するとコツンという手応えがあります。

 水に触れると色の変る薬剤を塗ることもありますが、たいていは予想水位付近の目盛に色チョークをなすりつけます。巻尺を引き上げ、角度を調整して見ると、色のちがいによって水位がわかります。

Posted by: 薄氷堂 | August 31, 2018 19:52

なるほど、意外と原始的なんですね。

Posted by: 中川@やたナビ | September 01, 2018 19:09

>中川@やたナビさん

 タンクの測り方は基本的に水も油も同じで、単純そのものなんですが、船は前後に傾いていますから(左右にもわずかに傾きはありますが)、それを補正しなくてはいけません。

 どの船にも備え付けの表があって、タンクごとに測定値何メートルで、傾きがこれこれのときは何立米というのがわかります。それをもとに計算するわけです。

 計算自体はコンピュータを使えばわけのない話で、最近ではタンクごとのデータを入力済みの専用のソフトを備えた船もありますが、タンクの測定は原始的な方法に頼っていますね。

 波があれば船体は揺れますから、当然測るたびに微妙に数値が異なります。数量を測定するというのは、意外に難しいものです。誤差はあってあたりまえ、実用上間に合えばいいという、おおらかな気持(笑)が必要です。

Posted by: 薄氷堂 | September 01, 2018 23:51

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