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June 05, 2018

Daily Oregraph: 6月5日 定例散歩

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 本日の最高気温は17.5度。帯広より10度以上も低い。霧がかかって湿度は高いけれど、まずは快適である。

 霧の海辺は釧路らしくていい。知人の砂浜で釣人をみかけることはめったにないが、このおじさん、釣れたかな?

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 さていまマーク・トウェインのおもしろい短編を読んでいるのだが(ちょうど半分ほど)、その最後にこんな図が示されている(注参照)。

 郵便の消印じゃありませんぞ。よくよく見ると、世にも立派な人々の住む町のモットーである。ある事件をきっかけに、その町はたちまち堕落してしまい、モットーが一変してしまった。左はいわゆる「品格」があった頃のもので、右が堕落後のもの。

 堕落の原因? もちろん金である。ふたつの円をつなぐものは……わが国でいえば、モリカケ事件であったり、大名ゴルフの接待であったり、二万円の天麩羅であったりする。

 トウェインは人生の達人だから、人間の弱さを知り抜いている。ぼくたちがさほど堕落せずにすんでいるのは、大金に縁がないからだ。ウソで固めた補助金をもらえぬ幸せをしみじみ感じている次第(笑)。

 『ハドリバーグを堕落させた男(The Man That Corrupted Hadleyburg)』という作品、著作権が切れているからインターネットで原文は入手可能だし、図書館へ行ったら翻訳を読めるかもしれないので、機会があったらぜひ。例によってトウェイン一流のホラ話なんだが、深刻味もあってとても笑えない傑作である。

【注】ぼくのようなバチあたりが引用しては申し訳ないけれど……

And lead us not into temptation, but deliver us from evil.

我らを嘗試(こころみ)に遇(あ)はせず、惡より救ひ出(いだ)したまへ


               (マタイ伝福音書 第6章13節より)

 まことに格調の高い訳だが、もちろん「こころみ」とは悪への誘惑のこと。心当たりあるよね、総理大臣閣下。

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Comments

・・・17.5度・・・

帯広当たりでは30度を越すような陽気であったというのに、釧路は・・・なんとまあ・・・

そんなに遠くはないというのに。

>ぼくたちがさほど堕落せずにすんでいるのは、大金に縁がないからだ

まあ、どうあがいたって堕落しなければならないほどの大金が我々の自由になるはずはありませんからねえ・・・

Posted by: 三友亭主人 | June 05, 2018 at 22:08

> 三友亭さん

 やはり沖に寒流の流れる海岸地帯だからでしょうね。ほんとに涼しくて助かります。

> 堕落しなければならないほどの大金が

 手に入らないのは自己責任だと、口入屋の竹中平蔵氏がいってます。おお、悪より救ひ出したまへ……

Posted by: 薄氷堂 | June 05, 2018 at 23:05

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