Daily Oregraph: 5月21日 定例散歩
だんだんタイトルを考えるのが面倒になってきた……(笑)
これほどの凪は実にめずらしい。白波が立っていないのである。太平洋ではなくまるで琵琶湖のようだ。
もちろん風はごく弱いけれど、パスタでいえばアルデンテ、ほんのちょっぴり冷たさが残っている。
ここではタンポポがもう綿毛になっている。やはり市内ではもっとも季節の進行が速い場所のひとつだと思う。
……というわけで、なべて世はこともなし。いや、あるか。
日大の選手がアメフトの試合中に重大な反則を犯した事件で、関学側がカンカンに怒るのも無理はない。あれではヤクザの親分が子分を鉄砲玉に使うのと少しも変らないからだ。まかりまちがえば、人ひとり廃人にしかねない危険な行為だからびっくり仰天である。
当然のことながら、大勢の人が口をきわめて日大の監督を非難している。首相と一緒に飯を食って得意になっている連中まで、このときとばかり、あいつは卑劣だとののしっている。
録画が残っているから、いくらごまかしてもごまかしきれない。たとえ「おれが命令したという確かな証拠でもあるか」と開き直ったところで、コモン・センスに照らして、そんな寝言が世間様に通用するわけがない。たとえ直接紙に書かれた証拠はなくても、裁判をしたら有罪は免れないだろう。
首相に飯をおごってもらったみなさんには、よ~くそのことを考えた上で、かの監督を非難するようおすすめしたい。
あ、もちろん小生は残念ながら(?)あんパンひとつもごちそうになってはいないからね。
Comments
まあ、少なくとも首相周辺の方々は監督やらコーチを批判する権利はないですよね。
でも・・・その一番下部に位置する学生さんは
記者の前で包み隠さずしゃべってくれました(真偽のほどは別として)。
これはえらい違いですなあ・・・
Posted by: 三友亭主人 | May 22, 2018 22:20
>三友亭さん
アメフトの件にしてもモリカケにしても、道徳の教材にふさわしい問題ですね(小中学生にはちと荷が重すぎて無理でしょうが……)。
バカ殿が重大な犯罪をおかそうとしているとき家来はどうふるまうべきか、軍隊の上官が非武装の市民の殺害を命じたとき部下は黙って実行すべきか。
案外他人事ではないような気がします。
Posted by: 薄氷堂 | May 23, 2018 14:05