Daily Oregraph: 廃屋散歩
ひさびさに定期コースをそれて、旧弥生中学校跡地へやって来た。昔はこの崖を身軽に上り下りしたのだから、ウソみたいな話である。
実は本日の目的はここから太平洋をながめることではなく、ちょっと確かめたいことがあったのである。
西側の斜面、つまり写真では正面向こう側に……
いまにも転落しそうな小さな建物がある。
サイズからして、遠くから見ると物置小屋のようだが、近くから見るとやはり住居であったらしい。一本の木が支えているため、かろうじて転落をまぬがれているようだ。
オオイタドリの枯れた茎をバリバリ折りながら、途絶えかけた急な小道を下って、いつもの散歩コースから撮ったのがこれ。ひどく足場が悪いから、こんな危ないまねをするのはもう最後かも知れない。
通りかかるたびにハラハラしながら見ていたのももっともだとお思いになるだろう。傾いた家のすぐ隣には、かつてかなり大きい建物(ぼくは勝手に嵐が丘と呼んでいた)があり、数年前に自壊してつぶれてしまった。
どうやらぼくの散歩には廃屋がつきもののようである(笑)。
Comments
>ぼくの散歩には廃屋がつきもの
三輪は結構住宅が密集しているんですが・・・その中にはかなりの数の廃屋があります。
さすがに傾いたり、滑り落ちそうになってはいませんが・・・これもまた時間の問題。
でも・・・この間散歩の途中で前々からこれは完全に廃屋だなあともくしていた建物から、爺さんと婆さんが出てきてびっくりしたことがありましたが・・・
Posted by: 三友亭主人 | March 25, 2018 09:07
>三友亭さん
廃屋のような家からいきなり人が出てきたらビックリしますよねえ。
もっと驚くのが、ぼくみたいな歩く廃屋(笑)。ほんと時間の問題ですよ。
Posted by: 薄氷堂 | March 25, 2018 20:20