Daily Oregraph: 街を歩いて
本日の生存証明写真は苦し紛れに撮った一枚。
用事があってひさしぶりに町に出たので、ぶらぶらと歩いてみたけれど、真っ昼間の飲み屋街に人影はまばらであった。
道銀ビルに出来たばかりの図書館へ行ってみようかとも思ったけれどやめにした。あまり気が進まないのである。
ぼくにとってもっともなつかしいのは、昔のおんぼろ市立図書館だ。先代のそれではなく、そのもうひとつ前の建物である。胸をわくわくさせながらギシギシいう階段を上ると、古本屋みたいなホコリくさい匂いのする閲覧室があった。
その文化の厚みを感じさせる匂いを嗅ぎながら推理小説なんぞを漁るのが、高校生のころのぼくの楽しみだったのである。
なんでも新しければいいというものではない。ブランデーと図書館、ついでにいえば博物館も、古いほど値打ちがあると僕は思う(笑)。
Comments
最近図書館には行ってないなあ。天理図書館へは、何かの展示のある時ぐらいだし・・・あそこで本を読んだり・・・なんてのは卒業以来ないですねえ。
ただ、あそこは机が大きくてゆったりしているし、椅子もなかなかのものなので・・・ブランデーを傾けながら(ウイスキーでもいいけど)、ゆっくりと本を・・・なんてのができたら、もうちょっと通うんだとは思いますが・・・
Posted by: 三友亭主人 | February 17, 2018 08:40
>三友亭さん
図書館といえば、なんといっても天下の天理図書館ですよね。
ご案内していただいた日は時間がなくて、ゆっくり見ることができず残念でしたが、中に入ることができただけでも幸せです。
ウィスキーのポケットびんを忍ばせて、もう一度行きたいものです。
Posted by: 薄氷堂 | February 17, 2018 17:56