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January 29, 2018

Daily Oregraph: 夜のデッキ

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。たまには夜に撮るのもいいものだ。

 風がないから朝よりは暖かいのだが、それでも日中融けた氷がカチカチに凍って、道路はよく滑る。

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 今日の記事はあまりにも愛想がなさすぎるから、おまけの一枚。今年初めての二引きのファンネルである。

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January 26, 2018

Daily Oregraph: ひび割れた景色

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 今日の港町岸壁。

 22日にはほとんどゼロだった氷が、だいぶたまってきた。ただしずいぶん薄っぺらい氷である。見た目もちょっと不気味で、最近とんとみかけなくなったヒビ・アカギレを思い出させる。

 栄養のゆきわたった今どきの若者なら「え~、うそ~」というかもしれないが、かつてガキどもがハナを垂らして遊び回っていたころは、冬になれば手の甲には縦横に溝が刻まれ、どうかするとそこから血がにじんだりしたのである。

 ヒビ・アカギレは19世紀イギリスの小説にも登場するが、明らかに栄養不良が原因であろう。アカギレを身に沁みて知っているのは、たぶん昭和20年代後半生れあたりまでではないだろうか。

 栄養状態が改善されるとともに、はなたれ小僧はいなくなり、ヒビ・アカギレは姿を消した。しかし人間それに比例して賢くなるかというと、そうともいい切れないから不思議である(疑うものは某首相を見よ(笑))。

 いやはやとんでもないものを連想してしまった。

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January 24, 2018

Daily Oregraph: 雪かきボーダーライン

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 予報どおり雪は降ったが、積雪は見た目で約3センチだろうか。

 天気がいいから、放っておいても融けそうな気もする。5センチ以上なら迷わないけれど、この程度なら雪かきすべきかどうか悩むところだ。

 しかし……やりましたよ。たとえ3センチといえども、もし融けなければ、二回積もって6センチ、三回だと9センチにもなるのだから、先見の明ある賢人はけっして手を抜かないのである。

 どっちにしようか迷ったら、まずはやってみること。試験官のみなさま、ボーダーライン上の受験生も、迷ったら合格させてあげようではありませんか。ひょっとしたら将来どこぞの立派な国の尊敬すべき総理大臣になるような人物だっているかもしれないのだから……(笑)

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January 22, 2018

Daily Oregraph: 氷を探しに

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 暖かいのは歓迎だが、港に氷がないのはちょっとさびしいものだ。

 そこで外出したついでに港町岸壁へ立ち寄った。このあたりは例年川の氷が北西の季節風によって吹き寄せられるのである。

 なあんだ、氷なんてないじゃないか……と思ったら、あった、あった。ほんの少しだけ。画面右下、わかるかな? しかしこれではまるで絵にならないので(笑)、寒波がぶり返したらまた来ようと思う。

 気温は当分下がらないようだが、予報によれば明朝は雪。大雪ではなさそうだけれど、雪かき必至と見た。いやだなあ。

 雪はいやだ、しかし港では氷が見たい、とはわれながら勝手なものである。天気が人間の思いどおりになるものか。

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January 18, 2018

Daily Oregraph: 少雪異聞

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 しょうもない写真でまことに申し訳ない(笑)。

 日当りによってずいぶんちがうけれど、ただいまの釧路市内の道路状況は大体こんなものだから、十分に散歩可能である。今の時期にしてはめずらしいと思う。

 実は氷が浮かんでいるかしらと思って釧路川まで出かけたのだが、このところ妙に暖かいせいか、氷の融け切った水割りも同然、あまりにもあっけらかんとした景色に興味索然として、シャッターを切る気にもなれなかった。

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 そうそう、相生坂の雪だるまはどうなっただろうか? と、もの好きにも来てみると、ごらんのとおり、哀れなまでにやせ細っていた。ただしここは日陰だから、雪は消えずに残っている。

 とにかくだれがなんといおうと、雪が少ないのはジジイにとってありがたいことだ。このまま春になれ。

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January 14, 2018

Daily Oregraph: 読み残しだらけ

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 最高気温-1.7度。穏やかな一日であった。

 本日の生存証明写真は知人の浜。二隻の貨物船が沖待ちしている。今日は日曜日だから、明朝接岸するのだろう。しかし巡視船は休日でも出動して沖へ向っている。

 1996年のアメリカのエッセイ集を読んでいる。1996年というとつい昨日のことのような気がするけれど、こいつは約二十年も前に東京か札幌で買った本である。積ん読にもほどがあるというものだ。

 読み残した本がたまっているから、ここ数年はほとんど本を買っていないけれど、先日初めて電子書籍なるものを一冊購入した。ぼくとしてはずいぶん洒落たマネをしたものだが、そいつはどうしても必要な参考書で、しかも紙バージョン(?)が入手不可能だったからである。

 ぼくの好みは19世紀なのだが、人間あまりカビ臭くなっても困るので、最近は20世紀の本もぼちぼち読む努力をしている。しかしこのペースだと、21世紀にまではとても手が回らないだろう。19世紀と20世紀に押しつぶされそうになっているのである。

 ウィスキーの飲み残しはないけれど(笑)、本は読み残しばかりである。困ったものだ。

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January 12, 2018

Daily Oregraph: 雪の降るまち

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 今年は特に雪が少なくて助かる。ひさしぶりの積雪もごくわずかで、あっという間に雪かきがすんでしまった。

 本日の生存証明写真は北大通。通称十字街の少し手前である。このあたりがかつての「町」であった。「ちょっと町へ行ってくる」とだれかがいうと、聞くものはみなこの場所をイメージしたものである。

 歌の文句ではないけれど、いまや思い出だけが通り過ぎてゆく。

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January 09, 2018

Daily Oregraph: 鍋焼きうどんはいかが

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 御得稲荷さんのご利益であろうか、雪は降らず雨になった。ありがたや! 雪かきを覚悟していたから、大いに助かった。

 しかし路面が濡れると、日中はともかく朝晩はひどく滑り、アイススケート・リンクのようになるので要注意だ。

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 本日のランチ。たまには変ったものをと思ったのだが、外食で鍋焼きうどんを注文するのはめったにないことだ。

 予想どおり、関東文化圏のうどんであった。これはこれでうまいけれど、やはりうどんは関西にかぎる、とあらためて思った。関西圏といっても、人の好みはさまざまだろうが、個人的には京都のうどんが断然気に入っており、半世紀近くも昔に食べた鍋焼きうどんの味はいまだに忘れられない。

 関西風であれ関東風であれ、いまの季節、これほど体の温まるたべものはざらにはあるまいと思う。体がポカポカして、土鍋になったような気分である。

 しかも……同席の方が勘定を払ってくださったのだから、ますます懐が温かい(笑)。さっそくお稲荷さんのご利益にあずかり、お賽銭の元を取ったわけだが、さてこの幸運はいつまでつづくだろうか? 

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January 08, 2018

Daily Oregraph: ゆきまろげ

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 雪を転がしてまるめたのが雪まろげで、それを上下に積むと雪だるま。最近めったに見かけなくなったもののひとつである。

 写真は相生坂の雪だるま。よほど小石を拾って目鼻をつけてやろうかと思ったのだが、あいにく近くに見あたらなかったからあきらめた。ほんとうにやるつもりだったのである。

 しかしそこはコンピュータのありがたさ、

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鼻こそないけれど、口をつけておいたから、これでオンザロックを一杯楽しめるだろう。もちろん熱燗はちとまずいが……(笑)

 予報では夜半から朝にかけて雪。積もらねばよいのだが。

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January 04, 2018

Daily Oregraph: 初散歩

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 三が日はまったく歩いていないので、重い腰を上げて、初めての散歩に出た。

 厳島神社の境内にある御得稲荷さん。ワンカップがたくさん供えられているのは、わがことのように(笑)うれしかった。

 バチあたりのぼくには個人的な願い事などあるはずもないけれど、このブログの読者には信心深い方もいらっしゃるだろうから、いわば代参、わずかばかりのお賽銭をあげてきた。もしご利益があったら、おすそわけを忘れないでいただきたい。

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 三が日を過ぎたからもう混雑は見られないが、社務所の前に人が集まっていた。「手水桶」の文字が見える。

 どうやら左のおねえさんが柄杓で手に浄めの水を注ぎ、右のおねえさんの渡してくれる紙で拭くらしい。初めて見る光景だ。日本の神社は謎だらけである。

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 帰りは南大通を通ってきたのだが、とある居酒屋の貼り紙を見て、ちょっと驚いた。五日から営業ということにではなく、まだお店が営業していること自体に驚いたのである。

 半世紀前までは、この一帯にはたくさんの飲食店が並んでいたけれど、だんだん櫛の歯が抜けるように姿を消して、今ではほとんど皆無といっていい。このお店の存在は知っていたが、夜ここを通ることはないから、とっくに店仕舞いしたものと思いこんでいたのである。

 かつての南大通のにぎわいを知るのは、もはや爺さん婆さんばかりである。その爺婆がいずれこの世を去れば、邪馬台国も同然、やがて考古学者たちが徳利やお猪口を発掘して、勝手な論争を展開するにちがいない。

 正月早々頭蓋骨をぶら下げて歩く一休さんになったような気がしてきた(笑)。

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January 01, 2018

Daily Oregraph: 今年も二切れ

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 お互いめでたく新年を迎えることができてなにより。なにがめでたいかというと、お年玉をもらえなくなったいま、やはりこれだなあ。

 今年も雑煮の餅は二切れ。何年か前までは三切れであった。いずれ一切れしか食えぬときがやってくるのかもしれない。

   めでたきは餅二切れの雑煮かな   薄氷堂

 本年もどうかよろしくおつきあいのほど。

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