Daily Oregraph: ウィスキーは読書の友
このところ道路事情がよくないから、散歩を中断している。無理すれば歩けないこともないのだが、無理はしたくない。
しかしたまには外の風に当たりたいから、郵便局で用を足した帰り道、港町岸壁に立ち寄った。
水面には水鳥たちがノンキに浮かんでいる。手前はカモメだが、小柄な連中はみなカモである。互いに縄張りを主張せずに平和共存。まことに結構なことだ。
さて散歩に出ない分、めずらしく読書がはかどっている。しかも二冊併読しているのだが、かたやマジメな本、かたや重苦しい小説ゆえ、どうもブログ用の軽い駄文のネタにはしにくくて困る。
カモメだけでは愛想がないから、当社大阪無給通信員I君から送られてきた写真をお目にかけよう。
万博公園の太陽の塔。大阪もさすがに緑が減って冬の景色になったようだ。
だれもが正面にレンズを向けるこの塔を、側面から、しかもおまけとして撮ったのは見どころがある(笑)と思う。
その見どころのある通信員君は、ぼくの十倍以上もマジメな人物だけに、アルゲリッチ弾くところのショパンのコンチェルトを聴きながら、ローザ・ルクセンブルクを読んでいるらしい。さすがである。
ぼくも負けずにお勉強しなくては……と、殊勝にも反省したのだが、まず見ならうべきはウィスキーであろう。こいつがなくては本は読めないからね(笑)。
Comments
最近、とんと本を読まなくなりましてねえ・・・老眼で見えにくいったらありゃあしない。それに飲んでる間は本が読めない性質で、その後に読もうとするとすぐに眠くなっちゃいますからねえ・・・
でも、ことしの年頭にかかげた「続日本紀」に目を通す(「読む」のではありません」)ことだけは毎日わずかずつではありますが続けています。もうちょっとで最後まで行くんですが、その前に年が明けてしまいそうです。
Posted by: 三友亭主人 | December 19, 2017 22:52
>三友亭さん
ほんとうに文庫本なんかは読みにくくなりましたね。
幸い今読んでいる本は活字が大きめで読みやすいんですよ。
『続日本紀』とはまた渋いものを…… 横文字のほうがずっと読みやすいのでは? この本の場合、ウィスキーよりも日本のお酒のほうが合いそうですね。
Posted by: 薄氷堂 | December 20, 2017 08:52