Daily Oregraph: 中央埠頭から
ひさびさの港湾パトロール。
中央埠頭の倉庫解体についてはすでにお伝えしたが、本日たまたま通りかかったら、工事のフェンスが撤去されていたので一枚パチリ。
こうして見ると、景色が一変したことにあらためて驚かされる。跡地がどうなるのか、なにか変化があったらご報告したい。
ついでといってはなんだが、中央埠頭といえばこの廃屋を忘れることはできない。
たしかぼくが港で働きはじめたときはすでに廃屋だったと記憶しているから、相当古い建物である。釧路遺産くらいの格はあると思う。
いまだに倒壊せずに残っているのは鉄骨造りだからであろうが、ここ数年のうちに、ずいぶんトタン板がはがれてしまった。
しょうもない写真だが、これも記録のため。中央埠頭から見た北埠頭東側岸壁である。
この岸壁は通称「北裏」……といっても、現在では業界でも若い方にはなじみがないかもしれない。
東港はなやかなりし頃は、北裏でも木材の荷役が行われていた。本船のサイドで丸太を筏に組んで貯木場へ運ぶ、いわゆる水面落としという方式である。
この写真は2005年3月28日に中央埠頭で撮影したもの。
独特の風情ある筏組みも今では見ることができず、直接岸壁に荷揚げする方式に変ってしまった。それとともに紅顔の美少年も白髪の翁と化したのだから(笑)、まさに感無量である。
Recent Comments