Daily Oregraph: 裏庭画報 ベニイタドリ
毎年いまの時期になるとはびこるのがこいつ。猛威をふるう、といってもいいくらいだ。
いやな雑草だなと思って、ろくに名前も調べていなかったのだが、本日ベニイタドリ(タデ科)と判明、ひさしぶりに植物アルバムに追加した。ようするにイタドリなのだが、花の赤いものを特にベニイタドリというらしい。
別名メイゲツソウ(名月草)というらしいが、由来は不明なのだという。傍若無人に枝葉を広げるところはまことににずうずうしく、とてもメイゲツソウなどという風情は感じられない。
鮮やかな赤には値打ちを認めるけれど、花のかたちはクシャクシャとして美的ではないし、どうも気に入らない(笑)。
しかし名前がわかったのはめでたいことである。
ナナカマドが実をつけた。年によって多少があり、今年はそう多くはない。
このナナカマドはいつの間にか伸びに伸びて、見上げるような大木に成長してしまった。雪が降る前に少し枝を払うつもりだが、いずれ始末せねばならないだろうから頭が痛い。広大な敷地でもなければ、戯れに木など植えるものではない。いずれ後悔すること請けあいである。
明日は台風が北海道を通過するという。赤い実がすっかり落ちてしまうかもしれない。
Comments
ナナカマドがもう実を付けましたか・・・
大和のような場所にいると、ナナカマドの存在をついつい忘れがちになるものですが、薄氷堂さんのおかげでそのたびにこうやって思い出すことが出来ます。
Posted by: 三友亭主人 | September 17, 2017 22:38
>三友亭さん
実はぼくも赤い実を見てナナカマドの存在を思い出すわけでして、ふだんは考えたこともありません。
知らぬ間に大きく育ちますから、秋になるたびに、じゃまな木だなあ、と……(笑)
Posted by: 薄氷堂 | September 18, 2017 20:07