Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾノシモツケソウ
エゾノシモツケソウ。小さな丸いツボミがはじけて次々と花が咲く。ぜひその瞬間を見たいけれど、残念ながら、一度も目にしたことがない。
この花を見ると、ぼくはなぜか秋近しという気分になるのだが、それはちょっと気が早すぎる。実は、これから短い夏の盛りという時分に咲くのである。
今日の最高気温は25.5度。なあんだ、とおっしゃるかも知れないが、虫除けと土汚れ防止のために、長袖のウィンドブレーカーとビニール製のズボンを着用して草むしりしてごらんなさい。さすがに汗が噴き出してくる。
そんなときには第三のビールでも、よく冷えていれば十分にうまい。
エゲレスには small beer なるビールがあって、アルコール度数きわめて低く、水代わりにガブガブ……というよりも、昔は生水が危険だったから、ほんとうに水代わりに飲んだ時代があったそうな。かつてはたいていの家庭で自家醸造していたそうで、濾過していないものは甘酒みたいにドロドロした飲み物だったらしい。
それに比べれば、しっかり税金を取られている第三のビールなどは上等も上等、こんな濁りのない高級なものを飲めるのも、庶民の生活を優先するアベノミクスのおかげであろう(笑)。文句をいってはバチがあたる。
とはいえ……たまには第一のビールを飲みたくなるときもある。そろそろ豚の貯金箱を壊そうかしら。
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