Daily Oregraph: ヒマワリを撮る男
今日はブログをサボるつもりでいたのに、大阪通信員 I君が写真を送ってきた。彼は通信員のくせに、写真についてはなんの説明もなく、ただ「暑さにはもう慣れた」という意味の、愛想のない(やせ我慢の)ひと言が添えられているだけ。
ぼくは噺家じゃないんだから、お題をもらって即座に一席やるほどの芸は持ち合せちゃいない。たとえ無給とはいえ、彼も駄文学部のはしくれなら、ちゃんと記事を書いてくれなくては困る。
しかし暑さに慣れてヒマワリに向き合うことができたのはなによりである。酷暑の中ワイワイとやかましく咲くヒマワリを相手にするには、相当の気力を要するにちがいないからだ。少しは修行を積んだようだなあ。ひょっとしたら箕面の滝に打たれた効果が現れたのかもしれない。
-えらい、えらい。その調子で夏を乗り切ってくれたまえ。
-ちえっ、相変らず意地悪な男だなあ。いくら慣れたからといって、暑いものは暑いんだよ。
おいおい、そんなに暑いんなら、貧乏人の軽井沢、釧路へいらっしゃい(笑)。
Comments
ヒマワリは結構好きな花なんですが・・・
なんといってもその色彩が暑苦しいですよね。
ただでさえうだるような暑さ・・・ますますその暑さが増してくるような、そんな色彩です。
かといって、他の季節には絶対にあわない花ですね。
Posted by: 三友亭主人 | July 22, 2017 23:17
>三友亭さん
ワビサビとは縁遠い花ですが、たしかに夏にはふさわしいですね。いわば大胆なビキニ姿。
でも「暑苦しい」とおっしゃるようでは、失礼ながら、箕面の滝に打たれて修行なさってはいかがかと……(笑)
Posted by: 薄氷堂 | July 23, 2017 00:21