Daily Oregraph: 温根内パトロール
一時はずいぶん通った温根内だが、ここ数年は年に一二度しか訪れていない。去年の六月に来て以来だと思う。
多くの方のブログでも紹介されていたように,温根内ビジターセンターが新装開店(?)されたけれど、残念なことに火曜日は休館なので、内部は拝見できなかった。
ここに来る以上、最近めったに使わなくなった年代物のデジタル一眼レフ+マイクロニッコール55ミリを持ち出さないわけにはいかない。
以下すべての写真はこのコンビで撮影したもの。本日目にした花々をごらんあれ。
いつものように、ビジターセンターの右側から、つまり逆コースでスタート。景色が初夏らしくなってきた。
おなじみコンロンソウ。この花(とくに茎)のかたちをご記憶いただきたい。あとでなるほどとお思いになるはずである。
シコタンキンポウゲ。コンロンソウ同様、あちこちでみかける花である。近いうちにわが裏庭でも見られるはずだ。
たくさんのトンボがスイスイ飛んでいたけれど、ぼくは近眼だから、なかなか止まっているのを見つけられない。
なんとか撮れたのはこれだけ。離れていたのでトリミングしておいた。ヨツボシトンボだろうか?
ワタスゲ。少々風が強かったのでフラフラ揺れること揺れること。レンズがマニュアルだし、ぼくの腕前ではなかなかピントが合わない(笑)。
エゾイソツツジ。一時期にくらべると数が減り、花のボリュームも失われてきたように感じる。
サギスゲ。ワタスゲほどの勢力はなく、あちこちで細々と生活している。
さて本日のお目当てはハナタネツケバナである。このように群れていることが多いけれど、
今年はじめて、群れより遠く離れたエゾイソツツジ地帯よりもさらに西の木立の中で一輪だけ発見した(上の写真)。どうしてこれほど離れたところにまで進出したのかは謎である。
コンロンソウの写真と比較すれば、茎のかたちがそっくりで、花びらも似ておりどちらもアブラナ科であることがわかる。
別嬪さんをアップで一枚。今年もお目にかかれて実にうれしい。
ミツガシワも咲きはじめていたが、見ごろはこれから。
飛鳥Ⅱの乗客のみなさま(タグで確認)。上天気の温根内散策を味わえたのはまことにラッキーで、これも日頃の精進のたまものであろう。
六月の温根内はすばらしい。あなたもぜひ。
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