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May 25, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 チシマザクラ

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 またしても曇り空。予報によれば、明日も明後日も天気が悪そうだ。

 どんよりした空なのでいまひとつ生彩に欠けるが、チシマザクラがほぼ満開になったのは good news である。

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 しかし今年のエゾヤマザクラはとても満開になりそうにない。ごらんのとおり、枝に見えるのはほとんど冬芽のままのようである。来年に期待することにしよう。

 そんな次第だから、今年は花見酒はなし。別の名目で飲むことにする(笑)。

 さて大阪の友人から紹介されたあるサイト、ご承諾をいただいたのでリンクに追加した。ぼくとほぼ同時期に、すでに地上から消滅したキャンパスを共にしたお方だというから、これもなにかの縁というものであろう。今年は京都でも仏縁だらけだったし、縁に縁のある年だといえる。

 ぼくみたいに短気な男でも、たいへん穏やかな気持になれる Yamanaka Osamu さんの水彩画サイト(OSAMU'S GALLERY)、ぜひごらんいただきたいと思う。

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May 24, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリのツボミ

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 今日も曇り空。サクラの花もまるで勢いがない。

 今朝の新聞によれば、昨年の台風による塩害のせいで、今年はサクラの元気がないのだろうという。しかしぼくの見るところでは、共謀罪なる時代錯誤のふざけた法律が衆院を通過したせいだろう。日本国の品格がこれでまた一段と低下したから、サクラがへそを曲げたのである。

 しかし植物すべてにへそを曲げられては、夢も希望もないというものだ。なにかないかとよく見れば、例のグースベリの枝に一箇所ツボミが現れていた。もうじき地味でつつましい花が咲くだろう。頼むぜ、おい。

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May 23, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 一分咲き?

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 やっと咲いたエゾヤマザクラ。咲いたのはいいが、まだ一分咲きといったところである。

 昨年は13日には五分咲きだったから、すでに十日以上遅れている。花見をするころには酒の壜が空になっているかもしれない。

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 こちらはチシマザクラ。こちらもほんの指折り数えるほどしか咲いていない。

 どちらの木も老木になりつつあるから、だんだん花の付きが悪くなってきたのかもしれない。ああ、みんな年を取るのだなあ……(笑)

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May 22, 2017

Daily Oregraph: 北口広場発見(?)

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 駅に用事があったので、ついでにちょっとだけ駅裏(北口)を歩いてきた。

 以前ご紹介した古道具屋さんがまだ営業されているかどうか気になっていたのだが、幸いお店は開いていたので一安心。

 そこでいつもとは反対方向に足を向けると、

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 えっ、駅北口広場? ぼくは生まれも育ちも釧路だが、釧路駅の北口広場なんて聞いたことも見たこともないぞ。この看板の前は通ったことがあるはずなのに、見落としていたらしい。

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 どうやらここが北口広場らしい。「らしい」というのは標示が見当たらなかったからである(見落としたのか?)。へえこんな場所があったのか。

 曇り空だったせいか、全体にわびしく感じられる。ここを飾るものはタンポポばかりである。

 タクシーが一台停まっていたけれど、すぐに見えなくなった。人影も見当たらないし、ここでタクシーに乗る人なんているのだろうか?

 釧路市民のうちどれだけ北口広場の存在を知っているのかという疑問もある(知らないのはぼくだけならいいが)。観光客にしろ市民にしろ、全員が南口を利用するのだから(直接北口には出られない)、ここに多額の予算を投ずる値打ちはなさそうだが、それにしても……

 こうさびしくては、沈滞の象徴のようにも思われる。ぼくはお祭りが苦手だけれど、イベント好きのお方なら、なにかここを活用する妙案がおありかもしれない。南北の連絡が悪いとはいえ、まことにもったいない空間だと思う。

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May 21, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 ニリンソウ奮闘中

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 この場所では、18日にはたった二輪しか見えなかったニリンソウがこんなに増えていた。ここは日当りが良くないので開花が遅くなったのだろう。

 この連中は一体どのようにして群れを離れ、ここまで旅してきたのだろうか。種もまかず、肥料もやらないのに、勝手に繁殖するのだからえらいものだ。

 それにしても、ハコベを雑草として憎むくせに、ニリンソウはひいきするのだから、人間とはまことに勝手なものである。

 -ところでサクラはどうなった?

 -まだ咲かないよ、咲きませんよ。

 ほんとうに咲くのだろうか?

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May 19, 2017

Daily Oregraph: 京都足棒日記 神社巡り編 (4)

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 3月28日。いわずと知れた八坂神社である。

 京都足棒日記もいよいよ最終回だから、このにぎやかな神社が最後にふさわしいかもしれない。

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 ここは立地的条件に恵まれているから、いつ来ても人だらけである。だからちょっと迷ったのだが、まあ、たまにはいいか。

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 八坂さんは神社界の大企業だから、ぼくなんかがお賽銭を上げる必要はあるまいと判断し、横目でちらりと見ただけ(笑)。

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 境内にある美御前社(うつくしごぜんしゃ)。道理でレンタル着物おねえさんたちが集まるわけだ。

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 桜が咲いていなくとも、そこそこ人は集まるものだ。もう少し気温が上がれば、ビールが飛ぶように売れるにちがいない。

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 たいして見物もせぬまま八坂神社をあとにして、このあと祇園界隈をブラブラしたけれど、写真は割愛する。

 四条河原町まではとにかく人出が多い。多すぎていやになる。人の好みはさまざまだが、やはり京都のおもしろさは路地散歩にあるとぼくは思う。

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 3月29日。上賀茂神社。

 この日は六条河原院跡まで歩き、ちょうど河原町五条のバス停に上賀茂神社行きのバスが来たので、ついフラフラと乗ってしまったのである。かつてのホームグラウンドの引力とは恐ろしいものだ。

 たいへん有名な神社だが、八坂神社よりはぐっと落ち着いた雰囲気である。

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 ホームグラウンドとはけっして誇張ではなく、まさにこの写真の芝生で仲間とソフトボールをして叱られたのである。いまや世界遺産だから、そんなバチあたりな真似をしたらしょっぴかれるかもしれない。

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 境内にある片岡社。ここはご祭神賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母君である玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀っている。

 縁結び-子授け-家内安全と、順序よくかなえてくださるありがたいお社。絵馬の数を見ても、多くの女性の信仰を集めていることがわかる。

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 来るたびにすばらしいと思うのが、境内を流れる御手洗川(みたらしがわ)である。夏はここに逃げこめば涼しくていいだろう。

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 前日の八坂神社あたりからたまった疲れが出たらしく、しかもこの日も六条通りを突き抜けた直後だから、さすがにくたびれた。境内を一回り歩いてすぐに失礼する。

 工事中の御薗橋を渡ったときにはもう十二時半近く……どこかで一休みしたいところだ。

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 といったって、元来安上がりな男だから、御薗橋西詰の王将で餃子とビール。のどが乾いていたのである。

 -あの、お車ではないでしょうね?

 店員さんにそういわれて、思わず笑ってしまった。

 -歩きですよ、歩き。

 いや、このたびはほんとうによく歩いたものだ。足が棒とはけっしておおげさではない。釧路では車に頼り切りだから、健康のためいっそこちらに引っ越そうかしら。雪かきもしなくてすむしなあ(笑)。

(おわり)

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May 18, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 ひとり自然観察会

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 今日のエゾヤマザクラ。全体としてはほぼ枯木に近い。昨年は5月15日に満開だったから、今年はずいぶん開花が遅れている。

 しばらく低温がつづいたし、昨日から天気が好転したわりには気温が上がらない。花見はもう少し先になりそうだ。

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 先日ギョウジャニンニクではないかと書いた葉っぱの群れは、やはりそうであった。このツボミには見覚えがあるからまちがいない。

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 グースベリの枝いまだ死なず。これは期待が持てそうだ。

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 ニリンソウは今花盛りだが、群れからずいぶん離れたところにまで進出していた。健闘を祈る。

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 去年からはびこってきたのがハコベ。雑草などという言い方をしてはいけないのだろうが、ちょっとのさばりすぎである。気の毒だが、いずれ始末せねばなるまい。

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 園芸植物に縁はないが、たぶんスイセンだろう。こいつはご近所から越境入学してきたのである。自然公園にはちょっと場ちがいだが、大目に見てやろう。

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 ピピピピピピッ! という甲高い鳴き声に驚いて見上げると、見なれない鳥が二羽。今日のレンズは135ミリ相当だから、鳥ミングしておいた。

 それでも正体がわからないから、さらに拡大してみよう。

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 しかし手元に鳥類図鑑がないため、やはり正体はわからぬままである。無礼者め、名を名乗れ。

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May 16, 2017

Daily Oregraph: 京都足棒日記 神社巡り編 (3)

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 3月27日。佛教大学からてくてく歩いてやって来たのは今宮神社である。

 実はこの神社、ぼくが昔住んでいた部屋からさほど遠からぬ所にあるのだが、訪れるのは今回が初めて。北野の天神さんへはよく行ったけれど、こちらにはご縁がなかった。

 門前の道の左右には名物あぶり餅のお店があり、どちらも六百年以上の歴史があるというから恐れ入る。そういえば清涼寺でも名物あぶり餅をさかんに宣伝していたが、この手の名物は道連れでもいなければ食べようという気にはなれないからパス。このままではあぶり餅を食わぬままあの世へ行くことになりそうだ。

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 小さな神社だとずっと思いこんでいたのだが、どうも雰囲気がちがう。

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 境内は予想よりもずっと広く、ちょっと驚いた。

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 おお、立派なお社ではないか。

 ここも予備知識がなかったから、あとで調べてみたところ、別名「玉の輿神社」というらしい。西陣の八百屋の娘お玉さん(1624-1705)が玉の輿に乗って徳川家光の側室となり、綱吉の生母桂昌院として権勢をふるった。その彼女が、当時寂れていた今宮神社に肩入れしたところから(どこかで聞いたような話だが……(笑))、そう呼ばれるようになったのだという。

 境内にはほかに小さなお社(摂社・末社)がいくつもあるけれど、ぼくが興味をひかれたのは玉の輿でも摂社でもなく、

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この絵馬所である。北野天満宮の絵馬所を一回り小さくしたような印象だが、こちらも相当古いものらしい。

 せっかくだから、ちょっと中をのぞいて見よう。年号のあとには、手元の日本史年表の記事をメモしておいた。

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 寛政九年(1797年)。十月、江戸の落語を禁止。十一月、対馬海上に外国船出没。

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 これも寛政九年。

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 明和九年(11月に改元して安永元年 1772年)。一月、田沼意次老中となる。二月、江戸大火。九月、南鐐二朱銀発行。十月、大阪天満宮青物市場問屋、同綿屋仲間株などを公認。

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 またしても寛政九年。どうやらこの年京都市民は競って絵馬を奉納したらしい。

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 馬がいたのでビックリ(笑)。

 絵馬のほんの一部しか写真を撮らなかったが、じっくり見る価値あり。北野天満宮の絵馬所はいつも大勢の人でにぎわっているけれど、ここは無人であった。絵馬鑑賞には最高の環境である。

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 こんな堂々たる楼門があるとは……

 あぶり餅はともかく、絵馬所には感心した。再訪する価値は十分にある。

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 この日二つ目はまるで方角ちがいの熊野神社。二年半前に訪れた若王子神社と同じく京都三熊野のひとつである。

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 三熊野のうち最も古い神社(811年~)らしいが、境内は若王子神社よりも狭い。今宮神社とは反対の意味で予想が外れてしまった。ここは応仁の乱で荒廃したのち再建されたというから、もとはもっと大規模な神社だったのかもしれない。

 今宮神社もそうだったが、ほんの数人の参拝客をみかけたのみ。もちろんお祭りでもあればかなり人は集まるにちがいないけれど、お寺にせよ神社にせよ、京都は観光客の押し寄せる所とそうでない所との差が極端である。

 経営上は大勢の観光客に来てほしいところだろうが、見物する立場からいえば、人は少ないほうがよろしい。むずかしいところである。

(つづく)

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May 14, 2017

Daily Oregraph: 京都足棒日記 神社巡り編 (2)

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 3月26日。この日最初に訪れたのは、東寺近くの六孫王神社。

 「清和源氏発祥の宮」とあるとおり、六孫王とは源経基(つねもと)を指す。経基は清和天皇の第六皇子の子、つまり孫にあたり、鎮守府将軍に任ぜられ源姓を与えられたので清和源氏といい、のちの頼朝につながる。

 「出生から出世まで」は面倒を見てくださるが、いったん出世したらあとは独立独歩ということらしい。

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 鳥居をくぐると中央には池があり、丸い石碑には神龍池という文字が刻まれている。

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 神社のサイトにある説明によれば、昔は「六ノ宮権現とも呼ばれ」今昔物語集巻十九第五話に「六の宮といふ所」とあるのがこの神社らしい(注:原文は中川@やたナビさんの労作「攷証今昔物語集(本文)」で読むことができるのでご参照いただきたい)。

 しかし行きあたりばったりで行動するぼくにそんな予備知識はなかったから、境内をブラブラしただけだったのは残念である(もっとも、一切の先入観なしに訪れるのも楽しいのだが……)。

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 この日二つ目の神社は桂川を渡ってすぐ、嵐山の少し南に位置する。

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 松尾大社。大社らしく鳥居も大きい。

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 境内の広さは、コンパクトな六孫王神社とは比較にならない。

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 ええとこのお子さんなのだろうか、着物姿の(たぶん)姉・弟のお参りするところをプロとおぼしき人々がビデオ撮影していた。

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 この大社も予備知識ゼロだから、どんな神様を祀るものやらわからず、ウロウロしていると、人だかりがしている。

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 どうやら大ベテランの方が山車(?)の組み方を指導されているらしかった。よほどおたずねしようかと思ったが、みなさん真剣そうなので遠慮しておいた。

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 「樽うらない」とは初めて見るものである。初穂料300円で矢を二本渡してくれる。それで樽を的にして射るわけだが、真ん中の黒丸に命中すれば「大吉」、その外側の赤丸だと「当り」、外れると「あまり福」(凶でないところがやさしい)、それぞれに対応するお守りをいただけるらしい。

 この場合、純然たる運任せではなく、弓道の心得の有無がおおいに関係するから、ぼくがパスしたことは申し上げるまでもない。

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 なんで樽うらないかというと、酒樽を正面に据えたお酒の資料館なるものがあったので納得。お酒に縁のある神様だということがわかった。

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 ここの神様は禁酒はされないが(笑)、禁煙主義らしい。

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 祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)だが、もともとは松尾山山頂付近の磐座(いわくら)信仰らしいから、三輪山に似たものなのかもしれない。

 この神様は酒造りがお得意で、素戔嗚尊は松尾の神様のお造りになったお酒を飲んで八岐大蛇を退治したのだそうな。なんだか頭がボーッとするほど大昔の話である。

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 こちらにはしゃもじ形の「かけ絵馬」というのがあって、どうするのかと思ったら、

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こういうことであった。

 (もう少し嵐山に近ければ、観光客がわんさと集まるのかもしれないが)この日は日曜日にもかかわらず、意外に人出は少なかった。

 帰宅後調べてみたら、見所はもっとたくさんあったようだ。インターネット環境になかったから仕方ないけれど、ある程度の予備知識はやはり必要らしい。六孫王神社もそうだが、もしまた機会があったら再訪してみたい。

(つづく)

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May 12, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 芽出たい話

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 昨日の雨で地面にはまだ湿り気が残っている。水やりをしなくていいのはありがたいことである。

 これは小松菜。

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 こちらは水菜。小松菜と水菜は発芽してもう何日かになる。

 水菜はほとんど無味無臭、そううまいものではなく、あくまでもシャキシャキとした歯ざわりが命だと思う。

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 遅れて発芽した白カブ。一昨日は確認できなかったから、昨日あたり芽を出したのだろう。

 白カブは葉っぱが実にうまく、ぼくは青菜のひとつとして植えている。ちょいと苦味のあるところがたまらない。オリーブオイルで炒めると、なかなかのごちそうになる。

 こうして見ると、芽を出したばかりの頃は、どれも見た目では区別できないけれど、農業の達人ともなれば一目で見抜くのかもしれない。

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 例のグースベリは順調に成長している。経験によれば五月末には花が咲く。花が咲けば実のなるのは道理だから、おおいに期待している。完熟したグースベリは甘くてうまいものだ。

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 さて先日から気になっていたのが、グースベリの枝の近くに群れる葉っぱである。毎年別の場所に数本だけ顔を出すギョウジャニンニクによく似ているのだ。

 ここは昨年取り壊した古い物置の裏手だから、今年になるまで存在に気づかなかったのである。

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 根っこのほうを見ると、やはりギョウジャニンニクらしい。これだけまとまって生えていると十分料理に使えそうだが、根絶やしになっては困るから、手をつけずにおこう。

 ギョウジャニンニクは6月下旬に開花するので、もしどれかに花が咲けば正体を確認できるだろう。

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 日陰にみつけたこの花はツルネコノメソウだろう。

 五月はまだ雑草も伸びきっていないから、わが裏庭自然公園を楽しむには最高の時期である。近いうちにサクラも咲くだろう。

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May 10, 2017

Daily Oregraph: 京都足棒日記 神社巡り編 (1)

 早いもので、もう五月も半ば近くになろうとするのに、これから三月の話をするのもどうかと思うが、このブログは備忘録を兼ねているから、記憶の薄れぬうちに記録しておこう。

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 3月24日。この日は隣り合った二つの神社を見物した。どちらも二度目であるが、なかなか興味深い場所である。

 まずは菅原院天満宮。

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 ここで見るべきものは道真公産湯の水である。いかにも頭がよくなりそうだが、時すでに遅し、飲んでもムダだろうから遠慮しておいた。

 -おい、本当に道真さんはこの水で産湯を使ったんだろうか?

 すると、この写真を見たぼくの大阪の友人は、バチあたりにも、

 -ウソに決まってるだろ。

 素直に信じればいいものを(笑)、どうにも困った男である。

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 境内には入れ子式に二つの社があって、右はお稲荷さん、左が梅丸大明神。梅丸さんのほうは、意外にも学問成就ではなく、癌封じ・はれものに効ありとか。

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 お隣は護王神社。こちらはかなり境内が広く、狛犬の代わりにイノシシが出迎えてくれる。

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 ここは和気清麻呂を祀る異色の神社である。この人は怪僧道鏡のたくらみを阻止しようとしていったん左遷され、のち復帰して従三位を賜っただけでなく、神様にまで昇格してしまった。なかなかのインテリであったらしい。

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 その清麻呂さんは足腰の守護神として信仰されている。インテリ官僚と足腰との関係はちょっと想像しにくいが、

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そのわけはこれを見よ。

 なるほど足腰との関係やイノシシとの縁はわかったけれど、実に不思議な話である。道案内なら一頭で間に合いそうなものなのに、なぜ三百頭ものイノシシが出現したのか? ぼくは不勉強でわからないが、昔の説話集にでもそれに関係する話が残っているのかもしれない。

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 以前もご紹介したが、この神社には喫煙コーナーが設けられている。さすがは清麻呂さんである。配慮が行き届いている。

 参拝客専用とあるからには、もちろんお礼としてお賽銭はさし上げてきた。

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 中国人観光客のものらしき絵馬もあった。

 癌封じ、足腰ご守護、身体健康……今も昔も神頼みの大目的であることに変りはない。それももっともである。縁結びや学業成就などを神様に祈るのは人生のほんの一時期、それも健康である時期にすぎないからだ。あとは健康……自分の足腰が弱りはじめると、それがよくわかる(笑)。

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 ほら、ここにもイノシシ。なかなかおもしろい神社だから、京都見物の機会があったら、ぜひお参りするようおすすめしたい。

(つづく)

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May 09, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 白い花ふたつ

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 昨日とは打って変わって、上天気である。風も弱い。

 そろそろだなと思い、めずらしく一眼レフを持ち出して来てみれば……予想たがわず、オオバナノエンレイソウが開花していた。

 この花は大柄の美女という感じで、クリノリンのペチコートを着用して自信満々、「鏡よ、鏡……」とでもいいそうだけれど、その足元にはつつましい田舎の娘さんのようなニリンソウが控えている。

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 -君ね、もっと自信を持ちたまえ。なかなかの別嬪さんじゃないか。

 てなわけで、毎年律儀に花を咲かせてくれるお二人に挨拶をしてきた。声をかければ植物はすくすく生長する、というメンデルの法則に従ったわけである。

【5月10日 追記】

 花のサイズがわかりにくいというご指摘があったので、さきほどコンパクトデジカメで一枚撮ってきた。

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 実はすぐ後ろにボロボロの板塀があるため(一部見えている(笑))、このアングルからは大変撮りにくいのである。

 女王様と下働きの娘さんほどのちがいがあること、おわかりいただけたと思う。

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May 08, 2017

Daily Oregraph: 夕立物語

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 さきほど散歩に出たら、どうも雲行きがあやしい。風も少し強い。

 今日は朝から日が射したり陰ったり、ほんの短時間にわか雨が降ったり、不安定な天気だったから、もう一雨来るかもしれない。

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 やがて例の知人の廃屋前にさしかかると、トタン屋根特有のパラパラという雨音が聞こえてくるではないか。

 これはまずい。

 猛然とスピードを上げて、坂をほとんど駆け上がるようにして登り、厳島神社横を通過したあたりから、雨脚が少し強まってきた。遠くで雷もゴロゴロ鳴っている。

 典型的な夕立であるが、まだ本降りの一歩手前。それが帰宅する前にやってくるかどうか……正月のおみくじ大吉もそろそろ期限切れかもしれない。

 歩け、歩け。

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 おお、間に合った! まだ運は尽きていないようだ……とほっとして、ドアを開けようとしたそのとき、パラパラではなく今度はバラバラという音がする。

 いきなり白いものが降ってきたのには驚いた。あられのようだ。

 その数秒後、滝のような雨が降りはじめた。それがひとしきりつづいたかと思うと、ピタリと止んで、ふたたびけろりとして日が射してきた。

 まったく人を馬鹿にするにもほどがあるけれど、さて、運がよかったのか悪かったのか?

【追記】

 ニュースによれば、あられではなく雹であった。

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May 07, 2017

大阪一日散歩 京橋昭和ロマン編 (2)

 大阪一日散歩もこれが最終回。

 朝から歩き回って昼食はウドン一杯。そしてまた歩く。われながら貧乏観光客の鑑ではないかと思う。

 京橋編第二回は、まったくテーマなしの、ひたすら歩く編である。気楽に読み流していただければ、と思う。

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 いったん商店街を抜けて、どこをどう歩いたのかは不明だが、

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ふたたび商店街に入る。京橋の商店街は全体的に道幅が広く、空間がゆったりしている。鶴橋とはえらいちがいである。

 「さくら祭り」という文字が見える。そういえば「さくら通り」もあったし、京橋を象徴するものはサクラなのだろうか?

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 このおええさん、存在感があった。あとでなぐられては困るから目元をぼかしておこう(笑)。

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 画面左のおっちゃんは……

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詰め将棋七手詰。

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 Begin Kyobashi とは商店街らしいが、なにゆえ begin?

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 とりあえず入ってみたが、このあたりから完全に方角を失ってしまったらしい。

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 八百屋さんを見ると、なぜかホッとする。やはり地面から生えるものは、百円ビールよりも強いのだろう。

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 商売熱心な煙草屋さん。いろんなものを売っており、数珠に線香、ロウソクまで取りそろえている。

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 いつの間にかこんな場所に出た。そういえば「森友学園疑惑」、この写真を撮ってからもう一ヶ月以上もたつというのに、どうしてまだ総理大臣は辞職していないのかな?

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 あたりまえといえばあたりまえだが、こんな通りもある。京都で撮った、といっても通用しそうな感じがする。

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 駅から遠ざかるのが不安だから、また商店街へ戻る。

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 ここがどういうお店なのか、人形に気を取られて確認し忘れてしまった。タイ雑貨?

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 14時40分。さすがに歩き疲れ、有料駐輪場前の歩道の縁石に腰かけて一服した。

 金を払って自転車を駐めるからには、よほど盗難が多発しているのだろう。駅のすぐ近くの一等地なのに、駐輪場にしても十分商売になるとは驚きである。

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 ふたたび環状線のお世話になり、

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大阪駅で阪急に乗り換えるのだが、阪急の駅までは遠いのなんの、おれになんの恨みがあるのだ。

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 16時40分、十三着。二年半ぶりである。

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 駅前の喫茶店「なにわ」へ向う。

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 昭和風味満点のこの喫茶店で一休みしながら一日をふり返ってみると、雑多な印象が交錯して収拾がつかない(笑)。

 思えば、大阪一日散歩とはまことに無謀な試みであった。京都の町を一通り飲みこむには、少なくとも三年は歩きつづける必要があるらしい。では大阪はいったいどれくらいかかるのだろうか?

(京都神社編につづく)

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May 06, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 生命力に脱帽

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 裏の土留めの板が一部腐りかけていたので、応急処置を施した。放っておいたら今年中には決壊するにちがいなく、まさに危ないところであった。みっともない素人仕事では長くはもつまいから、いずれ本職の手をお借りせねばならないだろう。

 作業しながらあらためて傾斜地を見て驚いたのは、ウラホロイチゲがじわじわと領地を拡大して、かなりの群落に成長していたことだ。弱々しい花のようでいて、その生命力にはあなどれぬものがある。

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 もっとビックリしたのがこれである。

 去年の秋、伸びすぎて板塀の外にはみ出していたグースベリの枝を切り取ったのだが、そのうちの一本を離れた地面に突き刺しておいた。

 現在の場所は塀の内側からはとても近づけず、裏通りへ回って塀越しに実を取るしかないので、もし別の場所で成長してくれればありがたいと思い、ダメもとで試してみたのである。

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 驚くべし。ただ枝を地面に突き立てただけなのに、ちゃんと芽吹いているではないか。無事越冬したのである。

 このまま完全に根付くかどうかはまだわからないので、しばらく観察をつづけるつもりだが、なんとか生き残ってほしいものだ。ここは日当りが極端に悪い場所だから、もし実がなればもうけものだろう。

 植物の恐るべき生命力、ほんの少しでいいからジジイにも分けてもらいたいものだ(笑)。

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May 05, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 カタクリ

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 今年もカタクリの花が咲いた。去年は二輪だったが、今年はまだ一輪。それでも生きていてくれたのはうれしいことである。

 カタクリの手前にはニリンソウの葉も見えるが、まだツボミを持っていない。

 オオバナノエンレイソウもツボミが見えはじめたので、花が開いたら写真を掲載したい。たぶんその頃にはニリンソウも花を咲かせているだろう。

 -サクラはまだかいな?

 まだまだ。もう少し先になりそうだ。このところ天気はいいけれど、風がすこし冷たい。

 エゾヤマザクラが咲いたら花の下で一杯やるから、あなたもぜひいらっしゃい(笑)。

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May 03, 2017

大阪一日散歩 京橋昭和ロマン編 (1)

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 京橋の駅から受けた第一印象は、ちょっと澄ましたお上品な町なのかなあ、というもの。

 いや、もし見当ちがいだったら、幾重にもお詫び申し上げよう(笑)。

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 立呑み屋は大阪ではユビキタスな存在だから驚くには当たらないのだが……さっそくありましたなあ。京橋編第一回は呑み屋をまとめてみよう。

 本日のサービスドリンク、ぼくが選ぶとしたら、やっぱり角ハイボールのダブル270円だろうか。時間がたっぷりあって、このあとの予定がなければ、おっちゃんたちの仲間入りをしたところだが……

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 ご参考までに値段表をトリミングしてみた。競争が激しいから、どこのお店も値段に大きなちがいはないだろうと思う。500円玉一枚あれば、肴一品つまみながらハイボールを一杯飲めるのは魅力である。

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 このカラオケ屋とツーショットキャバの複合施設(?)はすごい。わずかの面積もムダにせず、宣伝にこれ努めている。

 「ええ女いまっせ~!!」か、う~む……(笑)

 同じ並びに、またしても立呑み屋が見える。

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 これも立呑みではないかと思う。

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 まごうことなき立呑み屋。

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 おお、この暖簾、相当の老舗と見た。こちらもお客さん入ってますなあ。

 電車一本で呑みに来て帰ることができるから、略して電一というらしい。天神橋六丁目を天六というのと同じセンスである。

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 こちらは開店準備中。戦場のようなあわただしさであった。

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 昭和ロマンの香る街……ここから今回のタイトルをお借りした。

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 さくら通りの焼鳥屋さん。「外でも呑めます」というのがいい。コソコソ隠れず、通りでおおっぴらに呑めるのである。

 「安心して下さい、焼いてますよ」とは親切。これが大阪流なのだろうか。

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 ここもビックリ。なんと百円ビールである。

 画面左のノボリは風に揺れて文字が読めないけれど、たしか「焼酎六百円 飲み放題」とあったように記憶している(!)。まさか? と思って見直したから、まちがいないとは思うが、なんとなく気になる。確認のためもう一度行かずばなるまい。

 もし看板どおりだとすれば、これをお読みのあなたにおごってさし上げよう(笑)。

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 大通りにもちゃんと酒場はある。THE FINEST OLD WHISKY と Highball は英語なのに、酒場は Sakaba であるところにセンスを感じる。いいじゃないか。

 さまざまな誘惑にも負けず、この日ぼくはシラフで歩きつづけた。丸の内のサラリーマンスタイルなら昼間の立呑み屋では浮いてしまうだろうが、ぼくは薄いヨレヨレのコート姿だったから、白い目で見られずに一杯やれたはずなのに。残念。

 次回は京橋の商店街をごらんいただこう。

(つづく)

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May 02, 2017

Daily Oregraph: 散歩もいろいろ

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 本日の写真は4月29日に撮影したものだが、このところ定期散歩コースを毎日歩いている。

 こうして太平洋をながめながら散歩していると、大阪のゴチャゴチャした商店街を歩いたことが、まるで夢のようである。

 どっちがよくてどっちが悪い、というものではもちろんない。どちらにも味はあるのだが、景色に変化の乏しい場所を毎日歩きつづけるのは、正直いって少々退屈である。

 しかしマンネリ散歩コースにだって、変化がまったくないわけではなく、

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おなじみの廃屋はいつの間にかずいぶん傾いていた。たぶん一日に百分の一度ずつ傾斜角を増しているのだろう。いずれは自壊するにちがいないけれど、それは今年中? それとも数年後?

 昨日もここを通ったのだが、この建物をじっと観察している人がいた。その気持はよくわかる(笑)。

 見渡せば、キムチもチヂミもなかりけり。立食いうどん屋もなければ立呑み屋もない。倒れかかった廃屋の運命を確かめるだけの散歩をつづけているうちに、とうとう五月になってしまった。

 -おいおい、大阪散歩の京橋編はどうしたんだい? えらく引っぱるじゃないか。

 -いや、引っぱるつもりじゃないんだよ。昨日から畑仕事をはじめたら、そんな気力が失せてしまったのさ。

 猫の額ほどの地面にすぎないとはいえ、鍬をふるって土を起こすのはしんどいものだ。いっそ国会議員にでもなって、政治資金で飲み食いしたらどんなに楽だろう、と思わないでもない(笑)。しかし超零細小松菜農家のおっさんが悪代官に変身するというのは、どうも気が引けるからよしておこう。

 昨日は小松菜と水菜の種をまいたし、明日カブをまけば一段落。ジャガイモはまだ早いから、月末までは水やりだけでいい。

 散歩もいろいろとはいえ、気持を切り替えるのは大変である。京橋編は明日にしよう。

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