Daily Oregraph: 散歩もいろいろ
本日の写真は4月29日に撮影したものだが、このところ定期散歩コースを毎日歩いている。
こうして太平洋をながめながら散歩していると、大阪のゴチャゴチャした商店街を歩いたことが、まるで夢のようである。
どっちがよくてどっちが悪い、というものではもちろんない。どちらにも味はあるのだが、景色に変化の乏しい場所を毎日歩きつづけるのは、正直いって少々退屈である。
しかしマンネリ散歩コースにだって、変化がまったくないわけではなく、
おなじみの廃屋はいつの間にかずいぶん傾いていた。たぶん一日に百分の一度ずつ傾斜角を増しているのだろう。いずれは自壊するにちがいないけれど、それは今年中? それとも数年後?
昨日もここを通ったのだが、この建物をじっと観察している人がいた。その気持はよくわかる(笑)。
見渡せば、キムチもチヂミもなかりけり。立食いうどん屋もなければ立呑み屋もない。倒れかかった廃屋の運命を確かめるだけの散歩をつづけているうちに、とうとう五月になってしまった。
-おいおい、大阪散歩の京橋編はどうしたんだい? えらく引っぱるじゃないか。
-いや、引っぱるつもりじゃないんだよ。昨日から畑仕事をはじめたら、そんな気力が失せてしまったのさ。
猫の額ほどの地面にすぎないとはいえ、鍬をふるって土を起こすのはしんどいものだ。いっそ国会議員にでもなって、政治資金で飲み食いしたらどんなに楽だろう、と思わないでもない(笑)。しかし超零細小松菜農家のおっさんが悪代官に変身するというのは、どうも気が引けるからよしておこう。
昨日は小松菜と水菜の種をまいたし、明日カブをまけば一段落。ジャガイモはまだ早いから、月末までは水やりだけでいい。
散歩もいろいろとはいえ、気持を切り替えるのは大変である。京橋編は明日にしよう。
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