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May 10, 2017

Daily Oregraph: 京都足棒日記 神社巡り編 (1)

 早いもので、もう五月も半ば近くになろうとするのに、これから三月の話をするのもどうかと思うが、このブログは備忘録を兼ねているから、記憶の薄れぬうちに記録しておこう。

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 3月24日。この日は隣り合った二つの神社を見物した。どちらも二度目であるが、なかなか興味深い場所である。

 まずは菅原院天満宮。

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 ここで見るべきものは道真公産湯の水である。いかにも頭がよくなりそうだが、時すでに遅し、飲んでもムダだろうから遠慮しておいた。

 -おい、本当に道真さんはこの水で産湯を使ったんだろうか?

 すると、この写真を見たぼくの大阪の友人は、バチあたりにも、

 -ウソに決まってるだろ。

 素直に信じればいいものを(笑)、どうにも困った男である。

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 境内には入れ子式に二つの社があって、右はお稲荷さん、左が梅丸大明神。梅丸さんのほうは、意外にも学問成就ではなく、癌封じ・はれものに効ありとか。

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 お隣は護王神社。こちらはかなり境内が広く、狛犬の代わりにイノシシが出迎えてくれる。

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 ここは和気清麻呂を祀る異色の神社である。この人は怪僧道鏡のたくらみを阻止しようとしていったん左遷され、のち復帰して従三位を賜っただけでなく、神様にまで昇格してしまった。なかなかのインテリであったらしい。

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 その清麻呂さんは足腰の守護神として信仰されている。インテリ官僚と足腰との関係はちょっと想像しにくいが、

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そのわけはこれを見よ。

 なるほど足腰との関係やイノシシとの縁はわかったけれど、実に不思議な話である。道案内なら一頭で間に合いそうなものなのに、なぜ三百頭ものイノシシが出現したのか? ぼくは不勉強でわからないが、昔の説話集にでもそれに関係する話が残っているのかもしれない。

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 以前もご紹介したが、この神社には喫煙コーナーが設けられている。さすがは清麻呂さんである。配慮が行き届いている。

 参拝客専用とあるからには、もちろんお礼としてお賽銭はさし上げてきた。

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 中国人観光客のものらしき絵馬もあった。

 癌封じ、足腰ご守護、身体健康……今も昔も神頼みの大目的であることに変りはない。それももっともである。縁結びや学業成就などを神様に祈るのは人生のほんの一時期、それも健康である時期にすぎないからだ。あとは健康……自分の足腰が弱りはじめると、それがよくわかる(笑)。

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 ほら、ここにもイノシシ。なかなかおもしろい神社だから、京都見物の機会があったら、ぜひお参りするようおすすめしたい。

(つづく)

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