大阪一日散歩 京橋昭和ロマン編 (2)
大阪一日散歩もこれが最終回。
朝から歩き回って昼食はウドン一杯。そしてまた歩く。われながら貧乏観光客の鑑ではないかと思う。
京橋編第二回は、まったくテーマなしの、ひたすら歩く編である。気楽に読み流していただければ、と思う。
いったん商店街を抜けて、どこをどう歩いたのかは不明だが、
ふたたび商店街に入る。京橋の商店街は全体的に道幅が広く、空間がゆったりしている。鶴橋とはえらいちがいである。
「さくら祭り」という文字が見える。そういえば「さくら通り」もあったし、京橋を象徴するものはサクラなのだろうか?
このおええさん、存在感があった。あとでなぐられては困るから目元をぼかしておこう(笑)。
画面左のおっちゃんは……
詰め将棋七手詰。
Begin Kyobashi とは商店街らしいが、なにゆえ begin?
とりあえず入ってみたが、このあたりから完全に方角を失ってしまったらしい。
八百屋さんを見ると、なぜかホッとする。やはり地面から生えるものは、百円ビールよりも強いのだろう。
商売熱心な煙草屋さん。いろんなものを売っており、数珠に線香、ロウソクまで取りそろえている。
いつの間にかこんな場所に出た。そういえば「森友学園疑惑」、この写真を撮ってからもう一ヶ月以上もたつというのに、どうしてまだ総理大臣は辞職していないのかな?
あたりまえといえばあたりまえだが、こんな通りもある。京都で撮った、といっても通用しそうな感じがする。
駅から遠ざかるのが不安だから、また商店街へ戻る。
ここがどういうお店なのか、人形に気を取られて確認し忘れてしまった。タイ雑貨?
14時40分。さすがに歩き疲れ、有料駐輪場前の歩道の縁石に腰かけて一服した。
金を払って自転車を駐めるからには、よほど盗難が多発しているのだろう。駅のすぐ近くの一等地なのに、駐輪場にしても十分商売になるとは驚きである。
ふたたび環状線のお世話になり、
大阪駅で阪急に乗り換えるのだが、阪急の駅までは遠いのなんの、おれになんの恨みがあるのだ。
16時40分、十三着。二年半ぶりである。
駅前の喫茶店「なにわ」へ向う。
昭和風味満点のこの喫茶店で一休みしながら一日をふり返ってみると、雑多な印象が交錯して収拾がつかない(笑)。
思えば、大阪一日散歩とはまことに無謀な試みであった。京都の町を一通り飲みこむには、少なくとも三年は歩きつづける必要があるらしい。では大阪はいったいどれくらいかかるのだろうか?
(京都神社編につづく)
Comments
お疲れ様でした!
京橋も歩くと面白いですよね。
機会がなかったので記事にできませんでしたが、
個人的には好きな街です。
大阪にはそういう所がたくさんありすぎて、
とても追い付けないのが実情です。
JR大阪から阪急に乗り換えるのはルーティンでした。
というか、阪急梅田から谷町線の東梅田とか、
阪神電車に乗り換えるのをやっていましたから、
さほど遠いとは感じませんでしたよ。
新しい商業施設ができて、不便に思いました。
Posted by: 只野乙山 | May 08, 2017 06:02
>只野乙山さん
> 大阪にはそういう所がたくさんありすぎて、
> とても追い付けない
たった一日歩いただけでもそう思いました。
大阪にかぎらず、地元の方は用のない場所にはめったに行かないものですから、町の隅々までご存じということは、案外少ないんじゃないかと思います。
こっちは好んで用のない所に出かけるんですからねえ。時間さえ十分にあれば……(笑)
JR大阪駅ですが、阪急の駅までは結構歩きましたよ。ひょっとしたら複数のコースがあるのでしょうか? それとも慣れてしまえば遠く感じないのかも……
Posted by: 薄氷堂 | May 08, 2017 18:36