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April 06, 2017

京都足棒日記 京都ア・ラ・モード 後編

 3月26~29日の写真から。

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          犬と散歩 (3月26日 九条通り)

 犬を連れて散歩する人はめずらしくないけれど、犬が6匹というのには驚いた。達人というべきであろう。一番手前の犬には口輪がはめてあるから、人に噛みつくのだろう。

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          京の雨 (3月26日 九条通り)

 このたびの滞在中に雨が降ったのはこの日だけ。雨といってもポツリポツリという程度で、小雨の一歩手前である。

 ピンクの相合傘とは好感がもてる。傘の持ち主はもちろん女性で、それを男性がさしているのだろう。彼らが恋人同士と考えるのは早計で、二人の間には微妙な距離、つまり遠慮があるようだ。

 それでも……相合傘にはドラマがあっていいものだ。

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  ヘタウマ看板ふたたび (上 3月26日 下3月27日)

 おやおや、またお目にかかりましたね。前回は男女仲よく肩を並べていたのに(こちらの記事の上から6枚目)、校門をはさんで離れ離れとは……

 なお京都市学校用務研究会とは用務員さんの組織なのだそうである。この看板、いわゆる「飛び出し小僧」の仲間で、女の子は「とまるちゃん」、男の子は「まもるくん」というらしい。いずれ年頃になった二人は相合傘をさして歩くのだろう。

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            バスの駅 (3月27日)

 道の駅とはちがって、売店があるわけではない。商売気を出して同志社饅頭でも売ればいいものを……

 写真のベンチを利用させていただいたが、正直いって、ちょっと低すぎる。あと十センチ高ければありがたい。ジジイになると立ち上がるのがちとしんどいのである(笑)。

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          サギは千年…… (3月27日)

 東寺南側の堀である。たぶんアオサギだろうと思うが、カメもいっしょ。

 この鳥はノンキなもので、この一時間半後にふたたび通りかかったら、同じ場所に突っ立っていた。カメはの姿はもうなかったので、サギの気のほうが長いらしい。

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        行列のできる店 (3月28日 四条通り)

 これも「再会」シリーズのひとつ。2012年の12月にたまたま入った食堂である(こちらの記事の上から3枚目)。

 時刻は12時48分だから、昼休みも終りに近いのに、まだ行列が残っている。ひょっとしたら知る人ぞ知る有名店なのかもしれない。ご商売繁盛なによりである。

 空いていれば入ったけれど、ぼくは行列ぎらいだからパス。

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         美の神 (3月28日 八坂神社境内)

 どことなく古典的なお顔立ちである。着物がよくお似合いであろう。レンタル着物おねえさんたちとは別種の美人である。

 男にご利益はなさそうなのでお賽銭は上げなかったが……失敗であったか(笑)。

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        孤高の画家 (3月28日 八坂神社前)

 どうやらレンタル着物おねえさんには目もくれず、景色を描いておられるようであった。不要のもの(失礼)を自由自在に排除できるのは絵画の特権でもあり利点でもある。

 なんでも手当たり次第に撮ってしまう男とは心構えがちがう。感服した。

 ただ一言自己弁護させていただくと、白昼の大都会では、人物を入れずに写真を撮るのは至難の業であることだけはご理解いただきたい。

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        小便無用 (3月28日 場所は失念)

 鳥居に実用性があるという証拠である。消火器の存在がなんとなくおかしみを誘う。

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         冬の名残 (3月29日 上賀茂御薗橋)

 凍結防止剤とは意外に思われるかもしれないが、京都の冬は冷える。

 このたびの滞在中も夜はひどく寒かったので、液体の凍結防止剤を飲用したことは申し上げるまでもない。

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          ご神猿? (3月29日 御薗橋付近)

 去るものは追わず。でもまた来てね。

 上賀茂神社と猿の縁はないはずだが、まあ、ご神猿ということにしておこう。

 写真の道路は賀茂川沿いに南下する加茂街道。その昔よく自転車をこいだ思い出の道である。

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         たそがれ (3月29日 京都駅八条口)

 こうして京都最後の日も暮れていった。なんだかんだといっても、この町との縁は切れない。たぶんまた来るんだろうな。

(本編へつづく)

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