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April 10, 2017

京都足棒日記 ふしぎいなり編 (1)

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 3月25日。幸い天気はよし、軽い散歩のつもりで伏見稲荷見物と洒落こんだので、ご一緒におつきあいいただきたい。

 東寺南門前バス停にて、このたびの滞在中ずいぶんお世話になった市バス202系統に乗る。

 この系統は九条車庫~西大路通り~丸太町通り~東大路通り~祇園・清水の間を循環する路線で、東回りと西回りとがあり、一周すれば約一時間半ほどかかるだろう。それでも運賃230円なのだから、破格の安さである。

 この路線で一回りするだけでも、十分観光気分を味わえるのだから、貧乏人はバスに乗れ(笑)。

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 賢い貧乏観光客はこのカードを使う。一日乗車券のデザインにはいくつかバリエーションがあるようだ。

 駅前のバスターミナルには自動販売機があり、市内の商店などでも入手できるが、バスの降り際に運転手さんから直接買うこともできる。第一回目の使用時には、運転席横のカード読み取り機に挿入し、二度目からはカード裏に印字された日付を見せればいい。

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 本日は不思議異なり、いや伏見稲荷へ行くつもりだから、東福寺でバスを下車。ふつうバスを降りれば目の前に駅はありそうなものだが、JR・京阪の東福寺駅は、ちょっとわかりにくい場所にあり、ごらんのとおり、駅舎はすっかり町並に溶けこんでいる。

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 この日は京阪を利用したのだが、もちろんJRでもかまわない。東福寺駅からはわずか二駅、伏見稲荷駅までの運賃は150円である。

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 なんだ、意外に観光客は少ないじゃないか……そう思ったのは、われながら浅はかであった。このあとまもなくお稲荷さんの実力を思い知らされることになる。

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 おや、参詣客の数がいっぺんに増えてきたようだ。

 さて手前のおばさまの観光客らしからぬスタイルにご注目いただきたい。このときはまったく気がつかなかったけれど、今にして思えば、ちゃんとハイキングの装備をしておいでなのである。リュックの中には飲み水なども用意されているにちがいない。

 稲荷山あなどるべからず。

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 まだこのお山の全容をよく知らぬぼくが、ノンキに土産物屋のお面などを撮っていると、カメラを構えているすぐ前にふたりの女性が近づいてきた。しばらくシャッターを押さずに待っていたが、カメラなどまったく無視している様子だからパチリ。そのふるまいから察するに、たぶん外国人観光客なのであろう。

 周囲を観察しているうちにだんだんわかってきたが、少なくとも観光客の半数は外国人らしい。中国語はもちろん、英語、フランス語、そのほかなじみのない外国語も聞こえてきた。

 キリスト教徒からイスラム教徒まで、お狐さんをお参りに来ているのだから愉快である。信心に凝り固まった十字軍に来襲されては困るが、異国の客人が異教徒のお社に遊びに来るのは大歓迎である。

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 楼門とおぼしき建物が見えてきた。

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 いちいち確かめなかったが、帰宅後詳しい地図を参照するに、これが外拝殿か御本殿。これを拝見してすぐに戻ったとしても、伏見稲荷へ行ってきたよ、と大いばりでいえるのだろうが……

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次々と押し寄せる人の波に押されて、ぼくも先へ進むことにした。参拝客の数は次第に増えてくるようで、これなら清水寺とたいして変らないんじゃないかと思った。

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 ふ~む、これが有名な千本鳥居か。せっかくここまで来たんだし、もう二度と来ることもあるまいから、ミーハーに徹してくぐってみよう……そう思ったのが運の尽きであった(笑)。

 これより「お山」へ向う。ミーハーは途中で脱落必至、山頂をきわめた勇者にのみご利益は授けられるのだ。

(つづく)

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Comments

>キリスト教徒からイスラム教徒まで、お狐さんをお参りに来ている

そいつはすごいですね。イスラム文化とキリスト教文化の融合の肝は・・・オイナリさんにありってことですか。

・・・てことは、世界平和のカギもオイナリさんに・・・

Posted by: 三友亭主人 | April 10, 2017 at 23:15

>三友亭さん

 宗教が世界に分断と不和をもたらすようでは困りますよね。狂信は危険です。

 多少ええかげんなほうがよろしいかと……

Posted by: 薄氷堂 | April 11, 2017 at 07:59

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