Daily Oregraph: 港の風
用事をすませた帰りに北埠頭へ寄ってみると、港の風は冷たかった。氷は……いらない。
向い側の中央埠頭1号岸壁を見ると、倉庫の回りにぐるりと囲いがしてあった。工事中であることは知っていたけれど、いよいよ本格的な作業に入ったらしい。
超ローカル紙としては、当然取材せねばなるまい。
しかし妙だな。改修工事なら足場を組むはずだが……
工事標識を探して反対側へ回ってみると、「建築物等の解体等の作業に関するお知らせ」という掲示があった。
いかにも役所がらみらしく、曖昧な表示である。建築物「等」とは? 解体「等」とは? ひょっとしたら、この倉庫を解体するのだろうか?
よほど電話してお聞きしようかとも思ったが、とんでもない暇人だとバカにされるのもシャクだから、思いとどまった。ジャーナリスト失格である。
ああ、ついに中央埠頭の景色も変るのかと思えば、感無量である(笑)。
Comments
薄氷堂さん、こんにちは!
確かに「建物等の解体等」は異様な感じです。
おそらく「建物の解体」の他にも行う作業があって、
それでややこしい表現になっているのだと想像します。
より正確に表現しようとしたのか、
曖昧表記で逃げ道を作ったのか、
本当のところは「わからない」のがミソです。
Posted by: 只野乙山 | March 12, 2017 08:17
>只野乙山さん
コメントありがとうございます。ほんとうにすっきりしない表現ですよね。体がムズムズしてきます(笑)。
再開されたブログを拝見しておりますが、なんだか能天気なコメントをさしあげるのは申し訳なくて……
環境が激変したので、慣れるまで大変だと思いますが、雪国の春もいいもんです。どうか楽しみになさってください。
ところで秋田美人について考察される余裕がおできになったのはなによりです。やはりあれは色白が売り物なんでしょうね。雪のような肌……いいじゃありませんか(笑)。
ぼくは相変らず千円スコッチ専門です。二日酔いしないから、日本酒よりも相性がいいんですよ。
Posted by: 薄氷堂 | March 12, 2017 23:35