« Daily Oregraph: 我慢が大切 | Main | Daily Oregraph: 冬ごもり »

December 15, 2016

Daily Oregraph: 青くなる話

161215_01_2
 現在市内の道路はこんなぐあいである。路面にはさらっとした雪が残っているから、ツルツル滑るというほどではない。

 札幌あたりに比べれば上等のコンディションなのだろうが、積極的に歩こうという気にはなれない。しかし二日も家にこもっていたので、さすがに体がこわばり、天気がよく風もないのを幸いに、散歩がてらコンビニまで買い物に出かけた。

 『怒りの葡萄』はやっとエンジンがかかり、流れに乗ってきた。テーマは重苦しいけれど、ユーモアと詩情に溢れているところが救いである。本日読んだところにおもしろい場面があったから、ほかにネタもなし(笑)、ご紹介することにしよう。

 生まれてはじめて水洗トイレに入った子供がふたり。うっかりレバーを動かすと、ザーッと水が流れて止まらない。しばらくすると自動的に止まることを知らないから、トイレを壊したと思いこみ、青くなって逃げ出してしまう。

 「なんだ、そんなこと。くだらない」と一笑に付すようでは、高等文官試験には受かるかもしれないが(笑)、想像力にちと欠陥があるんじゃないかと思う。ここは田舎から出てきた子供たちに大いに同情すべきところなんだから。そりゃあ青くなりますよ。

 それで思い出したが、船のトイレに入ると、フラッシュ・レバーが壊れて機能しないことがある。う~ん、どうしようと悩んであたりを見回すと、たいてい手洗いの蛇口にホースが取り付けてある。ホースの長さが十分だと便器に届くから、蛇口をひねって直接水を流す。ホースが短い場合はバケツが備えてあるので、そいつに水を貯めては流し、貯めては流しするのである。

 しかし(めったにないけれど)中にはどこをどう探しても、水を流すレバーも紐もボタンもみつからないトイレがある。手洗いにホースも取り付けていなければ、バケツも備えていない。そうかといって、いまさら大声で人を呼ぶのも体裁が悪い。

 さあ、どうしよう? そりゃあ顔が真っ青になりますよ。

|

« Daily Oregraph: 我慢が大切 | Main | Daily Oregraph: 冬ごもり »

Comments

・・・ふと、初めて様式のトイレに出くわした時のことを思い出しました。

どう座るべきか・・・それはそれは悩みに悩んだものです。私の生涯であんなに悩んだことは・・・そうそう多くはありません。

Posted by: 三友亭主人 | December 17, 2016 at 06:44

>三友亭さん

 え~、笑いません。いや、笑えません(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | December 17, 2016 at 08:41

尾籠な話で申し訳ないのですが、私の知人が急な差し込みでトイレに駆け込んだのは良いのですが、ズボンを降ろすのももどかしく、パンツを降ろして座ろうとした瞬間に出てしまったらしいです。
ハッと気が付くとフタを上げてなかったと…。

その後どうしたかは教えてくれませんでした。

Posted by: Nori | December 17, 2016 at 18:23

>Noriさん

 なにしろ緊急時に駆け込む場所なので、後先考えずに用を足してから、ハッと問題に気づくわけです。

 たしかに below な話なので(笑)、みなさんあまり話題にしませんが、トイレはとても大切な場所です。

 日本は情けないことに政治や外交においては三等国ですが、今やトイレに関しては世界最高水準、喜んでいいのやら悪いのやら……

Posted by: 薄氷堂 | December 17, 2016 at 23:49

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Daily Oregraph: 我慢が大切 | Main | Daily Oregraph: 冬ごもり »