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November 30, 2016

Daily Oregraph: 玉磨かざれば

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 ほとんど無風である。海面はどこかの湖のようだし、ぼんやりした空との境目は曖昧模糊として、まことに頼りない景色であった。

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 石炭列車のレールはピカピカ……なのだが、この光線状態では輝きを失い、まるで冴えが見られない。

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 -どうだ、こうして使われていないレールと比較すれば、ピカピカ度の差がよくわかるじゃろう。

 -あ、ほんとですね。さすがは先生。

 -左がわしの頭脳、右が薄氷堂君の脳味噌。まあ、そのくらいのちがいはあるな。

 -ちぇっ、ぼくだって磨けば光りますとも。第一比較のたとえが気に入りませんね。左がプーチン、右が某首相、というんだったら納得できますけど。

 -ハハハ、君にしても某首相にしても、時すでに遅しじゃて。いまさら磨いたところで、ムダ、ムダ。メッキの剥げるのがオチじゃから、おやめなされ。

 大本営下請け発表支持率ウソ60%の某首相といっしょにされてはたまったものではないが、ぼくの先生の頭は、毎日ピカールで磨いているだけに、一万燭光の電球くらいのまばゆい光を放っている。

 とまあ、そんなバカなことを考えながら散歩しているんだから、当分ぼくの頭は光りそうにない。

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Comments

誠に以て失礼な話なんですが、職場に毛髪の不自由な同僚がおりまして、余りに頭の光っぷりが見事だったものですから「玉磨かざれば光無しだね」って言ってあげたのです。
いやー本人は激怒してましたね。

人間は本当の事を言われると立腹するという説の実証実験をしてしまったわけです。
後悔はしておりませんが…。

Posted by: Nori | December 01, 2016 at 16:47

>Noriさん

 世の中は澄むと濁るでおおちがい、刷毛に毛があり、ハゲに毛がなし……てなことを申しますが、先代(もはや先々代?)の三遊亭金馬などは頭がみごとにツルツルでした。あれはあれで風格があってよかったと思います。

 そういえば古今亭志ん生もそうでしたね。

 ぼくはまだハゲてはいませんけれど、この年になりますと、さすがに毛髪の成長が遅くなり、しかも一本一本の太さ(幅?)がかなり細くなってきましたから、いずれは……

 もしそうなったら、いっそ全部剃ってしまおうかと考えています。名人の風格ですね。

 町内の集まりで一席うかがい、「え~、一杯のお運びで御礼申し上げます」なんてのはいかが?

Posted by: 薄氷堂 | December 01, 2016 at 20:19

>メッキの剥げるのがオチじゃから、おやめなされ

メッキが剥げる・・・とはいっても、その場合はメッキの下地が残ってくれるわけですが、私などは変に磨きをかけるとなれば、脳みそ自体がすり減って亡くなてしまう恐れがあります(笑)。したがって初めから磨こうなどという気はさらさらなく(そんな脳みそでも全くないよりはあった方がましですから)、ひたすらアルコールによる保存に励んでおります。

Posted by: 三友亭主人 | December 01, 2016 at 23:07

>三友亭さん

 髪はボサボサ、顔は煤けて真っ黒、ボロ衣は埃にまみれ、つまり乞食のような風体の女が、さっと衣を脱ぎ捨てると、あら不思議、南海観世音菩薩が尊いお姿を現し給うた……なんてこともありますから(あるんですよ)、人をみかけで判断しちゃいけません。

 薄氷堂にしたって銀メッキの下地は金無垢かもしれないではありませんか(それはないなあ)。あ、某首相などは中身空っぽですから、剥がさないほうがよろしかろうと思います。

 三友亭さんの場合は恐ろしい。メッキを剥がして錐で穴を開けると、アルコールがあふれ出るのだからたまりません(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | December 01, 2016 at 23:31

ウソで固めた、某首相は、右方向の錆びた線路を突っ走って、海にドボンと行って欲しいものです。あ、これは海に行かないのですか。残念。

Posted by: トニー | December 02, 2016 at 17:26

>トニーさん

 あのお方のことですから、走るなら右のレールでしょうね(笑)。ブレーキが効かないから脱線事故を起こすにちがいありません。

 まあ、しょせん神輿なのは承知していますが、神輿なら神輿らしく、知恵もないくせに(武士の情けで穏当な表現にしました(笑))余計なことはせず、おとなしくかつがれていればいいのに。

Posted by: 薄氷堂 | December 02, 2016 at 21:01

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