Daily Oregraph: 船上カメラマンの心得
ひさしぶりに港にやって来たので……本日の船上セキュリティ・チェックポイント。
自慢じゃないが(と自慢している(笑))、これをライフワークにしている船上(not 戦場)カメラマンは、世界に何人もいないはずだ。いわば写真界の隙間産業である。
現場感を出すために、ありあわせの安カメラを使うところが命であって、決して高価な一眼レフなんぞを振り回してはいけない。そんなのを野暮というのだ。第一一文にもならぬ写真を撮るのだから、絶対にモトは取れないのである。
服装も写真のおにいさんみたいなツナギが粋でよろしい。ポケットには軍手をつっこみ、ところどころグリースなんかで汚れていれば申し分ない。もちろん安全帽着用のこと。
さて本船のデスクは、郵船のファンネルマークそのものではなく、社旗をあしらったところにセンスを感じる。ときどきこういうのに出くわすからやめられないのかもしれない。
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