Daily Oregraph: 裏庭画報 花見はコップ酒で
エゾヤマザクラ満開。
チシマザクラも開花した。
オオバナノエンレイソウはごらんのとおり。
ニリンソウも負けてはいない。
今がわが裏庭の一番いい時期である。そこでやりましたよ、コップ酒。いただきものの赤ワインでね。
さて『ロビンソン・クルーソー』のあとに開いたのが、なんとアダム・スミスの『国富論(諸国民の富)』である。あいつ気でもちがったのではないか(笑)、と思われるかも知れないが、実は自然な流れなのだ。
なにしろ第一巻第一章が「分業について」(OF THE DIVISION OF LABOUR)だから、『ロビンソン・クルーソー』の直後に読むと(笑)、いっそう印象深いものがある。身の回りのすべての品ができるまでには、どれほど多くの人が関わっていることか……
誤解が多いようだけれど、本書は学者向けの難解な論文ではなく、あくまでも「一般向け」の本だから、文章はたいへん平易明快である(わが国の18世紀の文章と比較してみれば、その明快さがよくわかるだろう)。
ただし中身を理解するのはまた別の話であって、わかりにくいことをわかりやすく書くために、ちょっとくどくなるかもしれないけど辛抱してね、とスミス先生はお書きになっている(第4章)。
昼間からワインを飲んでボーッとしているようでは、辛抱しきれるかどうかわからないけれど、しばらくがんばってみるとしよう。
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