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March 14, 2016

Daily Oregraph: カシオ EX-ZR3000 を使う (3) 設定編

160314manga 
 あなたはデジカメを最初に使うとき、カメラの諸設定について取扱説明書をよくお読みになるだろうか?

 「べらぼうめ、そんなまどろっこしいことができるかってんだ。こちとら江戸っ子だい」という八五郎さんみたいなお人や、「なあに、いじっていれば直感的にわかるでしょう」というお方が多いのではないだろうか。

 かく申すぼく自身も、取説はほとんど読まないのがふつうだけれど、このたびは少々マジメに読むこととあいなった。おねえさん向けなどとあなどってはいけない。このカメラ、案外手ごわいのである。

 といっても、ただ写真を撮る分には一切面倒なことはない。スイッチを入れてシャッターを押せば、ちゃんとあたりまえに写るからだ。

 自分のスタイルに合わせて便利に使うための設定手順が、思いのほか複雑なのである。以下はそのポイント。

(1) モードメモリー

 取扱説明書には先にキーカスタマイズが登場するけれど、まず第一に設定すべきなのはこちらのほうである。

Mode_memory_2 
 なぜなら、ファンクションリングを「入」にしておかないと、せっかくキーカスタマイズで設定してもその機能が記憶されないことになるからだ。ここはわかりにくいところで、おねえさん向きとはいいかねる。

 すべての項目をチェックすべきだが、特に露出補正値のデフォルトをたとえば -0.3 補正にしている方は、 露出補正を「入」にしておかないと、パワーを入れるたびに補正値を設定し直さなくてはならないから注意。使いはじめてすぐの頃、スイッチを入れ直したら補正ゼロに復帰していたから、はてな? と首をひねったところである。

 人によっては、ズーム位置も「入」にしておいたほうがいいと思う。広角派ならともかく、ぼくのように 50ミリ相当前後を多用する者にとっては、ズーム位置を記憶してくれたほうが助かるからだ。ついでにいうと、ファンクションリングによるズームと、ズームレバーは併用できるから使い勝手はよい。

 さて、ここからが肝腎なところ(笑)。撮影モードごとに設定を記憶するのはファンクションリングだけではない。だからこそモードメモリというらしいのだ。

 最初それに気づいたのは、やはり露出補正値であった。プログラムオートのモードで補正値を記憶させたら、プレミアムオートのモードでもそれが生きていたから、どのモードでも共通なのかと誤解したのも無理はない。ところが BS(ベストショット)モードにしたら補正値がゼロになっているではないか。

 このように、設定値がモードによって共通だったりちがったりするのは、設計上の不備だと思う。説明書ももうちょっと親切に記述すべきだ。

 結論としては、よく使うモードごとにモードメモリの各項目をチェックしておくべし。

(2) キーカスタマイズ


Dials 
 キーカスタマイズとは、前面のファンクションリングと背面のコントロールダイヤルに、ズームや露出補正など自分好みの機能を割り当てることである。

 説明書には、

Key_customize 
とあって、それぞれ何を割り当てるかはもちろん勝手なのだが、(1) で見たように、ファッションリングの設定は「撮影モードごとに記憶します」とあるから、よく使う撮影モードごとにチェックしておいたほうがいい。

 また「割り当てることができる機能は、撮影モードによって異なります」という注意書きと、「撮影モードによっては、コントロールダイヤルで割り当てた機能を設定できないことがあります」という参考書きにも注意しておこう。

 なお参考書きは変な文章。「設定できない」のなら「割り当てた」はずがないではないか。う~む、どうやらここは「撮影モードによっては、あらかじめコントロールダイヤルに割り当てられている機能を変更できないことがあります」ということらしい(3月17日追記参照)。

 「あれ、機能が働かないや。故障かな?」と現場であわてぬよう、記憶にとどめておいたほうがよさそうだ。

【3月17日追記】

 どうやらぼくの解釈はまちがいであったらしい。参考書きと完全に一致はしないけれど、本日ひとつ発見したことがあるので記録しておこう。

 たとえばBS(ベストショット)撮影モードを選択し、

 1. キーカスタマイズでコントロールダイヤル回転に露出補正を割り当てる。モードメモリで露出補正を「入」に設定する。

 2. コントロールダイヤルで露出補正をたとえば -0.3 にセットすると、パワーを OFF にしないかぎり、補正値は維持される。

 3. ところがいったんパワーを OFF にしたのち、ふたたびパワー ON にすると、あらふしぎ、露出は±0 に戻ってしまう。しかしコントロールダイヤルを回すと露出補正はできるから、もう一度回してセットし直すというわけ。

 つまり、この場合、参考書きとはちがって、コントロールダイヤルに割り当てられた機能(露出補正)は働くが、モードメモリで設定した機能(露出補正値の記憶)が働かないのである。

 各撮影モードごとの設定が完全に独立していない点と併せ、いささか詰めが甘く、複雑怪奇という印象を免れないゆえんである。このカメラを持たずにここをお読みになった方は、さっぱりわけがわからず頭が混乱するにちがいない。読み飛ばしていただいて結構である(笑)。

(3) その他

 そのほかの設定項目については必要の都度取扱説明書を参照するとして、本日ご紹介した二大ポイントに関しては、最初に説明を熟読しておいたほうがいいと思う。
 
 なおぼくは動画を撮ることはまずないので、本シリーズでは一切触れないから念のため。

 今回の記事は、われながら実におもしろくない(笑)。おもしろくはないけれど、カシオのデジカメを愛用する自撮り派おねえさんのために、あえて書いたのである。

 え、なんですって? 「露出補正なんて面倒なこと、いちいちするわけないでしょ、バカねえ」とおっしゃるのですか。えらいすんまへん。

 次回はいよいよ撮影編である。少しはおもしろくなるかもしれない(笑)。

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Comments

こんにちわ!
新しいカメラいいですね。ワクワクですよね。
私はほぼマニュアル読まない派ですから
マニュアル読む人は尊敬します。

あ!それから、私にとって、「おねえさん向き」とは
夜の町で暗くともおねえさんが綺麗に写る
カメラのことです。

Posted by: しょうちゃん | March 15, 2016 at 16:21

>しょうちゃんさん

 このカメラ、あれ? と思うことが何度かあって、致し方なく読みましたよ。ちょっと複雑なところは、高学歴おねえさん(?)向けなのかなあ。

> 夜の町で暗くともおねえさんが綺麗に写る

 それを最近ではおねえさん自身が自撮りでやってしまうという……(笑)

Posted by: 薄氷堂 | March 15, 2016 at 18:03

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