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March 20, 2016

Daily Oregraph: カシオ EX-ZR3000 を使う (7) HDR散歩編

 最終回は散歩しながら HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影を試してみようという趣向である。

 その前に前回触れたライティング機能の効果について確認し、常時「入」 にすべきか 「切」 にすべきか決着をつけようと思う。

Zr3000_lighting_2
 
 どちらも露出補正は±0。

 一見あっと驚くほどの効果はなさそうだが……岩波古語辞典や右端の辞書の背を見れば明るさのちがいはよくわかると思う。また『春採湖』の背などはずいぶん印象が異なると思う。

 肉眼で見た実物と比較してどっちに軍配が上がるかといえば、『春採湖』の背を基準にすると、ライティング「切」。「入」よりも明らかに見た目に近い。また「入」のほうは右端の辞書の背の金文字が不自然に光りすぎている。実際にはかなりくすんで見えるから、その点では「切」のほうも若干ながら派手目。

 テストの結果、ぼくはライティング「切」を選んだのだが、どんなカメラやレンズを使ったって、どうせ見た目どおりには写らないのだから、効果も極端ではないし、好みで選択してもいいような気がする。

 というわけで、ライティング効果をオフにして、散歩に出かけよう。すべて露出補正は -1/3、縮小+軽めのアンシャープマスク処理のみ。

160320_01 
 定点撮影その一。ここはこう写るよなあ、と思ったとおりに写る。いくらなんでも地面はこんなに暗くはない。しかしとんでもない露出とまではいえず、これもありかとは思う。

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 HDRとは「露出の異なる複数の画像を連写して合成することで、明暗差の大きい被写体でも白とびや黒つぶれのない写真」を撮影する機能と説明されている。三つのレベルからレベル1 を選択している。

 これは効果ありすぎ(笑)。このシーンでは一つ上の写真をほんのちょっとレタッチしたほうが自然だろう。

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 定点撮影その二。

 ここも二枚撮影したのだが、どちらも大きな差はなかったので、よさそうに見えるほうを選んだ。たしか HDR を効かせたほうだと思うが、記憶は定かではない。シーンによって効果はかなりちがうらしい。

160320_04 
 強烈な光線下にもかかわらず、意外によく写っている。ただし海の色が見た目とはちがう。

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 HDR の効果は抜群だが、全体にかなり赤みがかっているのはちょっと気になるところである。迷ったらふたとおり撮っておいたほうがいいのかもしれない。

 以上でテストはおしまいにするが、最後に本機の電池について。

1603battery 
 電池はでかい。CX6(TG-820とTG-850も共通)の電池とは、容量・サイズともに約二倍である。正確に何枚撮れると計測したわけではないが、たしかによく持つ。ふつうの使い方なら、丸一日撮りまくっても十分おつりがくるだろう。

 それでも予備電池は絶対に必要だが、純正品の標準価格はなんと 7,500円以上もする。安いデジカメが一台買えそうなお値段である。ご冗談でしょう。そんなん買えますかいな(笑)。

 そこで互換電池と互換充電器のセット金2,080円也を amazon でポチリ(USB 充電なんて間が抜けているから、充電器くらい標準で付属にしてよ)。しかし互換電池はちょっと冒険である。純正品よりも容量が大きいと表示されているけれど、それはマスコミの内閣支持率と同じで鵜呑みにはできない。

 充電器のほうは問題なく動作し、純正電池は取説どおり約4時間で満充電になった。だが互換電池のほうは、今のところ動作に異常はないが、一度使い切って充電したら、たしか約2時間ほどで満充電とはあやしい(笑)。

 まあ話半分としても予備としての役には立つからよしとしておこう。ただし寿命は不明である(たぶん短いだろう)。

 さて明日からは平常どおりの営業(?)とし、ふたたびカメラを取っかえ引っかえ散歩する予定である。

 おまけとして、本日知人の路地でみかけたキタキツネ。無事冬を越したらしい。

160320_06 
 なにしろ特定の機種の話だから、多くの方は退屈されたのではないかと思う。ごめんなさい。反省して一杯やります。

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Comments

HDRはどうもわざとらしくて好きになれません。
デジカメになってから、ダイナミックレンジ(昔はラティチュードと言ったような・・・)が狭くなって、これはこれでいいんですが、ネガフィルムぐらいのが欲しいですね。

Posted by: 中川@やたナビ | March 20, 2016 at 22:44

> 中川@やたナビさん

> HDRはどうもわざとらしくて好きになれません

 たしかに不自然ですよね。明暗差のないところではほぼ普通に写ることもあるんですが、それでは意味がありませんし……

 そうそう、latitude といいましたね。第一義は「幅」ですが、写真用語として OED にも載っています。

 ところで最近は学歴も無理なダイナミックレンジの拡大(?)が問題になり、某首相などの名前も挙がっているようでして、こちらは「水増し」というべきでしょうか。

Posted by: 薄氷堂 | March 21, 2016 at 08:58

なるほど、あれは学歴のダイナミックレンジ拡大ですか!
いいこと聞いた。

Posted by: 中川@やたナビ | March 21, 2016 at 14:13

> 中川@やたナビさん

 Higher Degree Range ではないかと……

Posted by: 薄氷堂 | March 21, 2016 at 23:03

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