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March 18, 2016

Daily Oregraph: カシオ EX-ZR3000 を使う (6) ステップズーム編

 このカメラには通常の電動ズーム(25~300 mm 相当)のほかにステップズームの機能もあるので、すべてのステップで試し撮りしてみた。すべてホワイトバランスはオート、露出補正 -1/3 である。

 まずはいわゆる標準とされる 50mm 相当から。

160312_50mm
 
 遠近感が自然で、「見ようと思ったところを見る」とこう見えるから、ぼくは 50 mm 前後が好み。

 この写真にかぎらず、全体の傾向として、ちょっと色かぶりしているようだが、どのメーカーのデジカメにも色にクセはあるから、文句をつけるほどではない。ごく簡単に調整してみると、

160312_50mm_b 
こんなところではないかと思う。以下はすべて縮小して軽めにアンシャープマスクをかけた以外、いっさいレタッチはしていない。

 お次は広角のテストである。
 160316_28mm_3
 28 mm 相当。写真に見える廃漁船に接近し、船尾側から全体を狙ってみよう。ごらんのとおり引きがない。無理をすれば水中転落必至である(笑)。

160316_25mm 
 25 mm 相当。露出も悪くない。うまくいった。24 mm ならもっと楽だったと思う。

 レンズを若干上に向けているせいもあるけれど、パイプラインの支柱が傾いて写っている。ぼくがあまり広角を使わないのは、この遠近の歪みのせいである。それが表現としておもしろいという人も多いのだが、ぼくは生理的にイヤなのだ。

 しかしゲージツ的表現は別としても、広角が必要な場面も当然ある。たとえば狭い部屋を一枚の写真に収めたい不動産屋さんなどがそうだろう。

 OLYMPUS TG-850 は広角端がなんと 21 mm だから超広角。これはこれでとても重宝するわけで、

160212_21mm 
荷役終了後のカーゴホールド(貨物艙)のほぼ全体が収まっている(TG-850 21 mm 相当。レタッチ済み)。

 「なぜもう一歩前に出ないのだ」とおっしゃる方は現場をごらんになるといい。高所恐怖症のぼくは決死の覚悟で撮ったのである。足場が悪いから、一歩誤れば艙内に転落してあの世行きなんですよ(笑)。

 というわけで、広角ぎらいでも使うときは使うわけ。ついでにいうと、しばしば画像等倍にして細部を確認するのは、別に画質のアラ探しをするつもりはなく、仕事上必要なことが多いからである。

160318_35mm 
 35 mm 相当。ふつうここまでが広角とされるのではないかと思う。

 快晴ではなく太陽が薄雲に隠れたせいだろうか、全体にあっさり目、ちょっと薄味に見えるけれど、調整は十分可能だろう。

160311_80mm 
 50 mm を飛ばして 80 mm 相当。中望遠の領域である。

 十分な距離がある場合は、建物の水平垂直がきれいに出て、たいへん自然な写りになる。

 なおこの写真では HDR (ハイダイナミックレンジ)撮影を試してみた。建物の陰の部分がかなり明るめに写っている。もう少し暗めでいいかもしれない。

160318_105mm 
 105 mm 相当。

 対岸の建物や倉庫群がかなりあっさり目に写っている。ちょっと霞んだ天気だったとはいえ、もう少しハッキリクッキリしたほうがいいように思う。

160316_140mm 
 140 mm 相当。

 この古いセメントサイロは、もっとどぎつい感じなのだが、やはりあっさり目に写っている。レタッチが必要だろう。

160317_192mm 
 192 mm 相当。なんで 200 mm 相当にしなかったものか(笑)。

 露出はほぼピタリ。いじる必要はまったくないと思う。

160316_300a 
 望遠端 300 mm 相当

 一部を等倍で切り取ってみると、

160316_300a2 
 コンパクトデジカメの 300 mm としてはまずまずの写りかと思う(高級望遠レンズは使ったことがないけれど(笑))。

 最後にもう一枚だけ。300 ミリ相当で近くのカモメを撮ってみた。

160316_300b 
 これも露出ほぼピタリ。水の青は記憶色に合わせてほんの少しだけ調整したくなるが……

 さてテストは一通り終ったけれど、先ほど取扱説明書を読み直したら、ひとつ見落としていた。ライティングという機能が「入」になっていたのである。

 これは「明るい所と暗い所の明るさのバランスを最適な状態に調整して撮影」するというもので、全体にややあっさり目という印象を受けるのはそのせいだったのかもしれない。

 いまさらテストし直す気力はないけれど(笑)、ライティング機能は「切」にすることに決めた。

 次回は最終回。電池のことなどを含めてあれこれ書いてみたい。

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