Daily Oregraph: 春採湖ちょっとだけ
-てえへんだ、てえへんだ、親分!
-どうしたい、八。また殺しか?
-いえね、預金の金利が下がりやした。
-ばかやろう、ジタバタするねえ。もともとゼロみたいなものじゃねえか。第一てめえ、どれだけ預金があるというのだ?
-へへ、それもそうだ。こりゃあ一本取られやした。
というわけで、八五郎の懐は相変らず寒いようでございますが、平気でウソをつく某首相が「経済のファンダメンタルズはしっかりしている」といいはる(へえ、あのお方、そんな横文字を知っていたんだ(笑))某国の貧乏人のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。
鳥辺野の煙……ではない。市立病院裏手の駐車場から撮った雪の壁である。それだけでは愛想がなさすぎるから、煙突と煙を配した苦心を知るや君?
釧路は多雪地帯ではないけれど、何度か除雪しているうちに、こういう山が出来上がるのである。
さてせっかくここまでやって来たのだから、ついでに本日の春採湖の写真をお目にかけようという趣向である。
といったって、ゲージツ写真を期待してはいけない。そんなものが撮れたら、今ごろは雪かきの心配のない豪華なマンションに住んでいるだろう。
これは博物館の裏手から撮影したものだが、除雪していないところへ長靴もはかずに来ることができたワケは、次の写真を見ればおわかりになるだろう。
こちらは旧科学館付近から湖陵高校法学部(ほんと、えらそうだよなあ)の時計台方面を見たもの。
雪面にいくつも踏分路が見える。科学館裏にもこの種の小道があって、だれがつけたのだろうとふしぎに思っているところへ、犬を連れて散歩する奥さんが現れたので疑問氷解。
たとえ経済情勢がどうなろうと、心配するほどの財産もなし、今年はもっと春採湖畔を歩かなくちゃ、と思っているのだが……
Comments
まあ、いくら金利が差が立って行っても・・・私にはその金利の対象となるものがありませんからねえ・・・
でも、下がったことで生じる影響が私の雀の涙ばかりのサラリーにあったならばそれはそれで大変なこと。預金自体を切りくじさなければなりませんから・・・あっ、切り崩すだけの預金はないか・・・
>へえ、あのお方、そんな横文字を知っていたんだ
我が首相は結構英語を知っているようですよ。だってよく言ってたじゃあないですか・・・戦後「レジーム」からの脱却って・・・戦後体制っていったらいいのに。正しい日本語を使ってこそ「愛国心」は育つと思うんですがねえ・・・
Posted by: 三友亭主人 | February 25, 2016 23:07
>三友亭さん
負けても負けてもそれを認めない見苦しさは、まさに戦争末期の大本営発表ですね。
レジームやスキームなどという英語を使いたがるのは、格好をつけているというよりも、日本の政治家お得意の、ことばの曖昧化ではないかと思います。つまり善良なる市民を煙に巻くための一種の火遁の術。ウソだと思ったら、某首相にスペルを書かせてご覧なさい。きっと書けないから(笑)。
ファンダメンタルズなどとえらそうなことをいっても、このお方、どうやら fundamental education に欠陥がありそうですね。
Posted by: 薄氷堂 | February 26, 2016 08:50
>どうしたい、八。また殺しか?
この件に関して一言いいすか?
そこはむしろ、
「なんでぇ、八。いきなり土足で!」
が好きです!(笑)
Posted by: しょうちゃん | February 26, 2016 17:42
>しょうちゃんさん
> なんでぇ、八。いきなり土足で!
-土足だなんて、とんでもねえ。親分、見ておくんなさい。
-やっ、てめえ、裸足のまま駆けて来やがったな!
どうやら日銀はあちこちに迷惑をかけているようですね(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | February 26, 2016 22:42