Daily Oregraph: 図書館へライぶらり
せっかくの日曜日だというのに、天気が今ひとつ冴えない。町内を散歩する気にもなれないし、どうしようかと迷ったのだが……
そうだ、たまには文化の香りを嗅ごうと思い立ち、港を見下ろす丘に立つ
ここはかつてずいぶんお世話になったのだが、中へ入るのはもう何年ぶりになるだろうか。
ろくに漢字の読み書きができなくとも、下着泥棒をしても、賄賂をポケットに入れても、品格を重んずるわが日本国では大臣になれるというのに、ちっとばかり本を読んだところで、とうてい出世の見込みはなし、賄賂をもらえるあてはなし、たいして得をするわけではない。
しかし外の寒さをよそに、暖房のきいた部屋で椅子に腰かけ、本を読む楽しみには、金で勘定できない値打ちがある。ありがたや、ありがたや。
たまたま手に取った京極夏彦の対談集に水木しげるさんが登場していたので、一時間半ほど読みふけり、なかなか充実した時間を過ごすことができた。
どうもありがとう。また機会があったら利用させていただきます。みなさまも広尾町で時間をもてあましたら、迷わず町立図書館へ。
Comments
なかなか有意義な一日をお過ごしで・・・
私なんぞ図書館に足を踏み入れたのは・・・ひょっとして薄氷堂さんと天理図書館に行って以来・・・いやそのあとなにがしかの展示会で二度ほど(でもこの2回の機会は展示物をみただけで、本を手に取ることはありませんでした・・・
恥ずかしいで限りで・・・・
Posted by: 三友亭主人 | January 24, 2016 22:40
>三友亭さん
広尾町の図書館は、こども向けのコーナーも充実しており、とてもアットホームな感じがします。居心地がよかったですよ。
> 恥ずかしいで限りで・・・・
いえいえ、ぼくだって釧路の市立図書館にはしばらく行ってませんよ。
Posted by: 薄氷堂 | January 25, 2016 07:35