Daily Oregraph: 春を探しに
道路の状態がだいぶよくなったので、ひさしぶりに散歩に出た。もちろん定期航路だが、目的がないこともなかった。
定点撮影その一。歩きやすいとはお世辞にもいえないけれど、幸い線路内の雪はさほど深くはなかった。
写真右手の斜面は日当り抜群で、先日の雪はもうほとんど融けている。実はこれが本日の目的と大いに関係のあるポイントなのである。
定点撮影その二。波もなく穏やかな海であった。
何の工事かは知らないが、海上で作業をしていたのでパチリ。日曜日にお仕事とはご苦労なことである。
少し先へ行くと……ほら、春の証拠がみつかった。目的達成である。
知人の崖は釧路ではもっとも早くフキノトウが顔を出す場所のひとつで、例年一月の中旬には見ることができる。日当りがよく、日中は氷が溶けて水分が豊富だからであろう。
たいへん写真が撮りにくい場所にある上に、斜面の手前で雪に覆われた側溝にみごと左足を突っ込み、膝上まで雪に埋まって泣きそうになったことは内緒である(笑)。
残念ながら知人の路地に猫は見あたらなかったけれど、例の廃屋に鳥が一羽。カモメかしらと思ったらハトであった。
廃屋のすぐ先から米町へ登る坂道をたどる。どうやら利用者はきわめて少ないらしい。
雪を踏みしめながら坂を登ったら、どっと疲れましたとさ。冬の散歩(フキノトウが現れたからには早春なのだろうが)は楽ではない。
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