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January 13, 2016

Daily Oregraph: 夢は正夢?

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 ドキュメンタリはいいのだが、来る日も来る日も映像を見つづけているうちに、すっかり受け身になってしまうからいけない。出かけるのがおっくうになるのである。

 テーマをしぼって見ているわけではないから、アマゾンの少数部族、シーザーの攻城法、オスマントルコ帝国の興亡、世界大恐慌、アメリカのカード地獄、イギリスの田園生活、世界の奇食、異常犯罪、環境問題、スコットランドの貧困などなど、まるで頭があらゆる材料を放りこんだ大鍋と化したようだ。

 そのせいか、このところ奇妙な夢ばかり見ている。貧乏人のせいか、特に経済問題には敏感に反応してしまうらしい。

 先日などは夢に25万円札が登場したかと思うと、その二日後には7万円札と5万円札が現れるとはこれいかに(笑)。どこぞの首相が喜びそうな大インフレである。

 たとえば団子一串13万円として、25万円札で支払ったら7万円札と5万円札のおつりをもらうとはビックリ。これほどのインフレになれば、紙幣よりも食べ物のほうに値打ちがあるから、夢はどんどんふくらんで……

 -ごめん。ここで小松菜を栽培していると聞いたのだが、ちと分けてくれぬか。

 -おや、あんた評判の悪い口入屋の親方、鬼の平蔵どんではないか。だめだめ、あくどいピンハネで儲けているようなお人にはお分けできませぬて。

 -そう固いことをいわっしゃるな。金なら荷車に積んであるから、いくらでも出そう。ほれ、五億円ではどうだ。なんなら十億出してもいいぞ。

 -しつこいお方じゃ。わしを見損なってもらっては困る。とっととお帰りなされ。おい! だれか塩を撒いておくれ。

 これこそ人間困ったときにはふだんの行いが大切という教訓であろう。

 -あの、私には小松菜を売ってくれますか?

 -おや、三友亭先生ではありませぬか。もちろんですとも。先生のことです、お安くしておきましょう。

 -おいくらで?

 -さよう、大負けに負けて、5万円ではいかが?

 -おお、それはお安い! では、7万円。おっと、おつりは要りませぬ。

 これでこそ、売ったほうも買ったほうもハッピー。商売とはかくありたいものだ、というのが第二の教訓。

 新春にふさわしく、高額で景気のいい夢じゃった。どっとはらい。

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Comments

いやいや、5万円ではまだ高すぎます。
せめて3万円・・・って、小松菜何把の値段ですか?

ものの値段はインフレ知らずで、給料だけが上がればいいのですが、こちらは目減りする一方・・・宝くじでも買って何とかしようと思いますが、そのための軍資金もお酒に消えてしまい、昨年末忘年会で一人一枚配られた年末ジャンボが頼りだったのですが・・・300円が当たったきりで・・・それこそ小松菜一把がやっとのこと・・・まあそれでもありがたいと思わねばならぬでしょうか。

Posted by: 三友亭主人 | January 13, 2016 at 23:00

>三友亭さん

> 小松菜何把の値段ですか?

 団子一串が13万円という設定ですから、答は明らかではないかと…… 五万円は破格の安値ですよ(笑)。

 まあ、お金のないインフレというのは聞いたことがありませんので、当面は心配ないでしょう。

Posted by: 薄氷堂 | January 14, 2016 at 09:17

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