Daily Oregraph: 散歩フルコース
相も変わらぬ定期散歩航路だが、せっかくの天気だから、本日はフルコースをご堪能(?)いただきたい。地元民推奨の観光コースとして売り出そうというつもりだが、あまりにも渋好みだから、中国人観光客にはちっとも受けないだろう(笑)。
まずは浜へ向かう坂を下る。昨日の午後から日が射したこともあり、日向ではかなり雪が融けてきたけれど、日陰では雪や氷がそっくり残っている。ジジイは転ばぬよう注意して歩かねばならない。
ここもすっかり定点撮影地点と化したが、まあ、この空の晴れぐあいをごらんなさい。このあたりは日当り抜群だから、斜面の雪はほとんど消えてしまった。
赤色灯がともっているところをみると、今日は石炭列車が運行しているのだろうか。以前は散歩中によく列車をみかけたものだが、今年は目にしていない。タイミングの合わぬせいもあるのだろうが、運行回数も減っているにちがいない。
定点撮影。風はさほど強くないけれど、少しウネリがある。
めずらしく浜を歩いている方を発見。このあと流れ昆布を拾っていたから、近くの漁師さんかもしれない。
人物と比較すればわかるとおり、釧路のカモメのでかいことにもご注目あれ。
知人の路地では、ひさしぶりに眠り猫をみかけた。コタツで丸くならず外出しているとは意外であった。
いつもは無視されるのだが、今日はバッチリ目を開いてこっちを注目している。猫の気分はまるでわからない。
ここしばらくは「横綱印わた」の廃屋を過ぎてすぐ右へ曲がり、坂を登って厳島神社脇を通過していたのだが、本日は手を抜かずに路地をまっすぐ通り抜ける。
路地を抜けてふり返ったところ。景色は昔と変らないけれど、右手に見える知人町案内図はかなり色あせたようだ。
画面右方向へ進めば南埠頭だが、そちらには行かず、米町公園の崖下沿いに歩くのがぼくの定期散歩コースである。
やがて旧東栄小学校前の坂道を登れば、真砂湯跡である。取り壊してからずいぶんたつが、浴室部分はそっくり残っている。ローマの遺跡のごときものか。
画面左に見える通りにはラーメンの「まるひら」があるけれど、もう十年以上暖簾をくぐっていない。たまに食べたいとは思うのだが、車で行くには近すぎるし、徒歩では面倒という微妙な距離のせいだろう。
いよいよ定期コースも終りに近づき、旧東栄小学校敷地でスベリ止メ砂箱をパチリ。なかなか味のある砂ステーションの木箱は、石炭を入れればそのまま昔の炭小屋として通用する作りである。
釧路市内のあちこちに見られる黄色い砂箱は、帯広のそれとはちがって、地べたに直接置かれている。これは積雪量の相違によるものであろう。
日陰に残る雪のせいでひどく歩きにくく、本日の散歩にはいつもより6~7分ほど多く時間を要した。雪さえなければ三十数分、距離もさほどではないし、昼前に出て帰りがけにラーメンを食うのも悪くない。
三十分程度では物足りぬとおっしゃる方には、知人から南埠頭・港町へ回るコースをおすすめしたい。ボランティアでガイドをお引き受けするので(笑)、おひまな方はぜひ。
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