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November 17, 2015

Daily Oregraph: 釧路駅裏を歩く (2)

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 鉄北センターの西口を出るとすぐに見えるのがこの建物。15年前の写真と比べても、ほとんど変っていない。モンドリアン風味に高所ドアのアクセントが効いており、ぼくの好みである。

 では鉄北センターの裏手(つまり駅側)へ回ってみることにしよう。なぜか今までそちらには足が向かなかったのである。

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 おお、これが東荘か! どうやら鉄北センターの南端はこの旅館と一体化しているらしい。現在も営業しているのかどうかは不明だが、鉄北センター内に「東荘」という標示があるからには、住人はいらっしゃるのだろう。

 この貫禄からして、昭和30年以前から存在していたのではないだろうか。しばらく呆然として見とれてしまった。


 柵のこちら側は、現在JRの特急列車利用者用パーク・アンド・トレイン駐車場として使われているようだ。

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 旅館東荘に隣接する建物がまたすばらしい。鉄北ショッピングセンターという名称にはどこか記憶をくすぐるものがある。

 こちらも住人はいらっしゃるようだ。


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 場所的に考えれば、これらふたつの建物を、たぶんぼくもこどもの頃何度か目にしていたはずなのだが、思い出せないのはあまりにも昔のことだからにちがいない。

 目にしていたはず、という根拠は次の写真である。

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 東荘の向いは、JRの駐車場をはさんですぐ釧路駅のホーム。列車の左隣に見える小屋にご注目いただきたい。これもまたこの日の収穫であった。

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 現在の釧路駅地下道が出来る以前は、こちらが地下道の出入り口だったのである(注参照)。とすれば、ぼくが一度もここを利用しなかったはずはない。また普通列車に乗れば、車窓からも東荘は見えたはずである。

 注:「駅地下連絡通路」の看板が掲示されていたので、うっかりそう思い込んだが、看板を見直してみると、図は現在の駅地下道を示している。つまりここはホーム間を移動するための別の地下連絡通路の出入口であったらしい。(2015年11月19日追記)

 この一角はまさに異空間ともいえ、首根っこをつかまれて昭和中期に引き戻されたような気分になった。もちろんご近所の方ならみなさんご存じなのだろうが、どうして釧路市民たるぼくが、これら貴重な建物を今まで見落としていたものか、まさにうかつであったとしかいいようがない。

 せっかく駅裏まで来たのだから、次回は大通りを渡って、鉄北センターの向い側を少しご紹介することにしたい。

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Comments

いやあ・・・釧路って町は実に味わいのある建物が・・・
こりゃあ、世界文化遺産に登録申請しなきゃあ。

でも、建造物が今にもってってのばかりですから、保全費がかさみそうですな。

Posted by: 三友亭主人 | November 17, 2015 at 22:57

>三友亭さん

 こういう味のある建築物はいずれ消滅してしまうので、たとえ胡散くさく思われても(笑)、ついシャッターを切ってしまいます。

 古くからある神社仏閣はときどき手を入れるので、かえって新しく見えることが多いですね。

> 世界文化遺産に登録申請しなきゃあ。

 観光客がどっと押し寄せるから(笑)、それは困ります。

Posted by: 薄氷堂 | November 18, 2015 at 21:38

これって 雄鉄線に行く地下道じゃない?
現在の地下道の前は、跨線橋と巴踏切じゃないかな。

Posted by: まりん | November 05, 2016 at 18:06

>まりんさん

 雄鉄線だったかも知れませんね。雄別鉄道には何度か乗ったこともあるのですが、なにぶん昔のことで記憶が定かではありません。

 現在の地下道入口は何度も写真に撮っていますが、跨線橋からは離れています。そちらはひょっとしたら昔の地下道入口前だったのでしょうか?

Posted by: 薄氷堂 | November 05, 2016 at 19:40

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