Daily Oregraph: 波いまだ高し
今朝からふたたび少し強まった風に吹かれていると、歩きはじめはちょっと肌寒かったけれど、だんだん汗がにじんでくる。
こりもせずに同じ景色を撮っているが、カーブを曲がると別の世界が開けていそうな気がするから、ここはぼくの好きな場所なのである。
カーブを曲がっても別世界が展開するわけではないけれど、景色はたしかに一変する。波はまだ高いが、明日にはすっかりおさまるだろう。
知人の浜には人影ふたつ。釣人ではなく、夕日を眺めに来ているらしい。
釧路の夕日といえば幣舞橋と相場が決まっているけれど、ここから見る落日も悪くないと思う。しかし人がわんさと押し寄せてくれば気分ぶちこわしだから、あまり宣伝しないほうがよさそうだ。どうかみなさまおいでになりませぬように(笑)。
Comments
>あまり宣伝しないほうがよさそうだ。どうかみなさまおいでになりませぬように
いやいや、一度は窺わせていただきたいもの、けれども先立つものが・・・
ところでまた、台風23号とやらがそちらに向かっているそうな。
いつまでも波が収まりませんなあ・・・
くれぐれもご用心を。
Posted by: 三友亭主人 | October 05, 2015 05:40
>三友亭さん
大和の国とはあまりにも景色がちがい、住人も化外の民といったところですが(笑)、余計なものが少ないところに値打ちがあります。窮屈な国日本にとって、こういう土地は貴重ではないかと思いますよ。
息苦しい世の中ゆえ、いろいろお腹立ちもありましょうから、知人の浜の夕日に向かって「バカヤロー!」と叫んでみてはいかがでしょうか? ガイド役を勤めてお連れしますからぜひ。
Posted by: 薄氷堂 | October 05, 2015 08:35