Daily Oregraph: 朝を待ちつつ
今日の一日一枚。体を使って働く人々の姿は美しい。朝から日の沈むまで働いて、夜は一杯の酒を楽しむ。これだよ、これが男の生きる道だ(女だって同じか?)。
というわけでもないけれど、典型的な夜型人間であったぼくは、最近なぜか朝型へと大変身を遂げた。読書ももっぱら午前中である。目が弱くなってきたのも理由のひとつではないかと思う。
だから仕事のある日は本を開こうという気になれないのである。デイヴィド君とドーラ嬢の恋にヤボな邪魔が入り、手に汗握るところだというのに、夕食後は本よりもついウィスキーに手が伸びてしまう。
かつてあれほど愛した夜も魅力が薄れ、ああ、早く朝が来ればいいと祈りつつ、眠りを求めてウィスキーを飲む。もう一杯飲む。さらに一杯飲む。しかし、ニッカの竹鶴さんではないから、さすがに一本は飲まない……いや、飲めない(笑)。
夜の長い季節が到来した。ウィスキーがもう一杯増えるかもしれない。困った。
Comments
>夕食後は本よりもついウィスキーに手が伸びてしまう
これが問題なんですよね。そしてちょっとでもアルコールが入ってしまうと、アルコールを手にする分には眠くならないんですが、活字を見るとすぐに眠くなってしまう。
Posted by: 三友亭主人 | September 08, 2015 05:38
>三友亭さん
以前はアルコールと書物を同時に手にしたこともあるのですが、最近はダメなんですよ。せいぜい YouTube で肩のこらない動画を見るくらい。
要するに、年ですねえ(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | September 08, 2015 19:44