Daily Oregraph: 恐れ入った話
連休が終ったのをみはからって、家人のお供をして紫雲台墓地へ行ってきた。
図々しいカラスにお供え物のお菓子をひとつ奪われたのはくやしかった(笑)。なにしろ目の前でアッという間もなく饅頭をひとつくわえていくのだから、敵もあっぱれ、その電光石火の早業には恐れ入った。
『デイヴィド・コパフィールド』も、ここ数日はおおいにはかどり、いよいよ残すところ80頁。本日は第55章、途方もない暴風に見舞われた港と、波浪に翻弄される難破船の描写にはすっかり圧倒されてしまった。鬼気迫る、とでもいえばいいだろうか。
おまえなんかにわかるものか、というのは大まちがいである。わかるもなにも、とにかく有無をいわせずに読ませてしまうのだから、これこそプロの筆力というものだろう。恐れ入りました。
Comments
なかなかのカラスですな。
関西では、観光客のお弁当に狙いを付けたトンビがちょいと知られてますが・・・確か、鴨川あたり・・・
http://www.pref.kyoto.jp/kyotodoboku/1327550023800.html
まあ我々人間だって、他の生物の餌をかすめ取っている部分もありますから、文句は言いづらいのですが・・・
Posted by: 三友亭主人 | September 25, 2015 06:28
>三友亭さん
タンチョウヅルにはエサを与えるのに、カラスは追い払うというのも釈然としない話(ダブルスタンダードの最たるもの?)ですし、カラスにはカラスの事情があるのは承知しているんですけどねえ。
Posted by: 薄氷堂 | September 25, 2015 22:43