へえ、これが小松菜の花か。しばらく放っておいたら黄色い花が咲いたのでビックリした。長生きはするものだなあ。
花の話題のあとに政治向きの話はしたくないけれど、最近ボウフラのように湧いてくるバカ議員の失言にはウンザリする。今度は「滅私奉公」なんだそうだ(笑)。中学生あたりのいいそうな幼稚な議論をして、あんた、頭はだいじょうぶなのか?
しかしかく申す小生の頭脳もだいじょうぶとはいいがたく、今朝はとんでもない読みちがいをしてしまった。
ディケンズの文章に、雨降りの夜の街路を表現するくだりがあって、人々はワイワイガヤガヤ、雨はビシャビシャ、傘と傘とがぶつかり合い、馬車がひしめき合って、 patten-clinking で泥まみれのみじめなありさまだというのである。.
ところが "patten-clinking" をなぜか "pattern-clinking" と読んでしまった。さあ、いくら考えても意味がわからない。5分たっても10分たってもわからない。頭がクラクラして pattern と倒れそうになった。
そこでタバコを一服してから読み直してみたら、pattern じゃなくて patten (発音はどちらも同じといっていい)。目が衰えたんだなあ。それじゃ意味が通じるわけないよ。
パタンというのは、道路事情の悪かった昔、ぬかるみで汚れるのを避けるために、靴をはいたまま取り付けた一種の下駄みたいなものである。いろんなかたちのものがあったらしいけれど、次の画像(出所はこちら)が参考になる。
なるほど下に鉄の輪がついているから、歩けばパタンがカチャカチャと音を立てる(つまり patten-clinking)わけだ。ああ、つまらないところで時間を食ってしまった。
ぼくみたいな田舎ジジイが読めもしない横文字の誤読をしたって世間になんの迷惑もかけないけれど(ともいい切れないか……) 、大学院まで出た議員様がバカなことをいっちゃいけない。ただでさえ暑苦しいんだから、頼むよ、ほんとに。
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