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August 04, 2015

Daily Oregraph: 霧に濡れて

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 昭和の面影を残す裏通り。霧のおかげで遠くがはっきり見えないから、景色は半世紀前と少しも変らない。ローカル世界遺産である。

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 海岸に出ると、霧はいっそう濃くなった。濃霧の中では景色がちがって見えるから、マンネリに悩む散歩者にとっては実にありがたい。

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  左手に見える小屋の存在はもちろん知っているけれど、なにやら文字が書かれていることにはこれまで気づかなかった。

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 「知人(しりと)桟橋 てこ扱室」とある。「てこ扱室」とはなんのことやら? 小屋のとなりにあるふしぎな鉄製の箱も気になる。銘板の外れた跡があり、正体不明である。

 いずれ正体がわかったらご報告しよう。

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 ついでだからもう少し先へ行ってみようと思ったら、とんでもないところにクモの巣が。ずいぶん無理な張り方をするものだ。危うく引っかかるところであった。霧の粒がなければ見落としていたにちがいない。

 行く手をはばまれたので撤退。

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 これが釧路の霧だ。

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 この霧の中では外に出ていないだろうと思ったら、意外にも例の眠り猫がいたので、礼儀上挨拶をして霧の中の散歩を切り上げた。

 こういう体がベタベタする日はウィスキーにかぎる。

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Comments

やっとわかりました「てこ扱室」。
奥にあるポイント(分岐)を手動で切り替えるリレーの小屋です。
ジーゼルの運転手さんに聞きました。
隣の箱は油が入っていました。

私の考えたテコとは関係ありませんでした。(笑)

Posted by: スコップ | August 18, 2015 14:37

>スコップさん

 ノサップ岬マラソン完走おめでとうございます。

 貴重な情報をお寄せいただきまして、どうもありがとうございます。

 いつか小屋のドアが開いたところを見たいものですが、ずっと通っていれば、生きているうちにはきっと……(笑)

Posted by: 薄氷堂 | August 18, 2015 20:32

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