Daily Oregraph: 港のアザミ
ひさびさに南新埠頭の東側に来てみたら、無造作に置かれていた各種のガラクタ類がかなり整理されているように見えた。たぶん配置し直したのだろう。
その分だけ混沌の美(?)が失われ、興味索然として帰ろうとしたとき目にとまったのがアザミである。
場所が場所だけに、かえって花が引き立って見えるような気がした。
たぶんエゾノキツネアザミであろう。スッキリとしたいい花である。
あそこにも咲いている。ここにも咲いている。どうしてこの場所にまとまって咲いているのか不思議なくらいだ。
ぼくみたいに散文的な男でも、野の花には心を惹かれることもある。しばらくさぼっていた植物観察を来年から再スタートしてみようかとふと思った。
八月の終りを花で締めくくったのは、ぼくにしては上出来かもしれない。
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