Daily Oregraph: 15年前の春の湯付近
2000年8月13日撮影。当時なんでこんな写真を撮ったものか自分でもわからないけれど、15年後にあらためて見直すと、なんとなく先見の明(?)があったような気もしないではない。
こちらが本日撮影したものである。一見たいしてちがいはないようだが、やはり15年もたつと変化はあるものだ。
画面左から見ていこう。
まず目につくのは、左端に見える薬局(化粧品や文房具も扱っていた)が姿を消したこと。建物が取り壊されたのは今年である。このお店は子供の頃からのなじみであった。
春の湯は健在。その右隣に見えるのは小さなパン屋さんで、こちらは15年前にはまだなかった。
古い写真ではそれから何軒か先に商店の看板が見える。ながらく駄菓子屋を営んでいたおばさまが数年前に亡くなって以来、お店は閉められたままだ。
通りの向かい側へ目を転ずれば、コンビニの看板がなくなっている。このコンビニは短命だったと記憶している。ぼくの住んでいるせいでもあるまいが(笑)、この地域は購買力が低いのかもしれない。現在は「珈琲豆」のお店が営業中である。
このように中心街から外れた眠ったような場所でも、いつの間にか景色は変る。今から15年後にはどうなるか、興味津々ではあるが、さてそれまで生きていられるかどうか……それが問題だ。
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