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August 18, 2015

Daily Oregraph: 雨の日には熱々の料理を

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 朝から雨。予報では明日の朝まで降りつづくというので、気晴らしのため昼食には外でスパゲティを食べた。こんな日に家にこもっていては体が腐ってしまいそうな気がしたからである。

 写真のスパゲティは釧路市民にはおなじみの一品。熱した鉄皿に盛られてくるから、最後まで冷めないところが値打ちである。かつてはこれの大盛りをペロリとたいらげたものだが、もうダメ、年は取りたくないものだ。

 食事といえば、本日はデイヴィド君が旧知のミコーバ夫妻とかつての学友トラドルズ君を部屋に招いて、ディナーを共にする場面。しかしせっかくのディナーも料理の出来が悪く、一同ガッカリ、特に骨つきのマトンの脚は生焼けでとても食えたものではない。

 急場を救ったのが異才ミコーバ氏の提案である。世にデヴィル(悪魔ではなく、スパイスを効かせてあぶった肉など)ほどうまいものはめったにないのだから、手分けしてそいつをこしらえようというのだ。

 そこでトラドルズ君がマトンをスライスする。ミコーバ氏がそいつに胡椒、マスタード、塩、唐辛子をまぶす。デイヴィド君がそれを焼き網にのせて暖炉の火であぶる。ミコーバ夫人が小鍋で熱々のキノコ・ケチャップ(ソースの一種)を作る。イギリスの料理は一般に不評だが、これを読むとなんだかうまそうに思えてくる。

 焼き上がった肉を一同腕まくりしてほおばる……とまあ、お上品な上流家庭ではありえない、こういう滑稽な場面を書かせたら、さすがディケンズは達者なものである。おおいに当時の読者の共感を誘ったにちがいない。

 さて8月4日の記事でご紹介した「てこ扱室」について、石炭のプロであるスコップさんが貴重な情報をお寄せくださった。コメント欄に埋もれてしまうのは惜しいので、ここに転載しておこう。

 やっとわかりました「てこ扱室」。 奥にあるポイント(分岐)を手動で切り替えるリレーの小屋です。 ジーゼルの運転手さんに聞きました。 隣の箱は油が入っていました。

 スコップさん、どうもありがとうございます。これで夜ぐっすり眠れそうです(笑)。

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Comments

>かつてはこれの大盛りをペロリとたいらげたものだが

私もかつてはお気に入りのラーメン屋ではいつも大(麺二玉)を食べていたのですが、最近はどうもいけません。中(麺一玉半)とライス中が精一杯(笑)。

アルコールの方だけはかつてのままですが・・・

Posted by: 三友亭主人 | August 19, 2015 at 07:54

>三友亭さん

 なんと、ライスも一緒に召し上がっていたのですね。道理ですくすく成長されたわけです(笑)。

 麺の玉減つて我が身の秋を知り 薄氷堂

Posted by: 薄氷堂 | August 19, 2015 at 10:54

こんにちは!
おお、これは、なんとも豪快な感じのスパゲッティ。
肉類は豚肉とハム、中央下部の白い野菜はキャベツ?
手前には人参、奥にはかぼちゃが見えますね。
そして、全体を卵が覆っている。

ケチャップやソース味ではなさそうですね。
焼きそばとカルボナーラのような雰囲気です。
味付けとか、料理の名前とか、ぜひ知りたいです。

Posted by: 只野乙山 | August 20, 2015 at 21:05

>只野乙山さん

 立ち上がって少し距離を取れば、もう少しまともに撮れたのでしょうが、そういう雰囲気でもなし(笑)、写真の出来がよくなかったですね。

 釧路市民ならだれでも知っている泉屋というお店の「泉屋風」という名前です。

 豚肉とハム、それにキャベツとニンジンは正解ですが、カボチャは入っておりません。基本的には塩味といえます。粉チーズをたっぷりかけて食べると実にうまいのですが、残り三分の一くらいになったらソースをかけるのも悪くありません。

 なおこのお店ではミート・スパゲティにトンカツをのせた通称「スパカツ(or カツスパ)」というのが名物です。

 スパカツはうまいんだけど、こってりしていますので、ややあっさり味の泉屋風のほうがジジイ向け(笑)。

 どっちを選んでも、大盛りは見ごたえ、食べごたえがありますよ。このお店の大盛りをもてあますようになったとき、人は衰えを痛感するのです。

Posted by: 薄氷堂 | August 21, 2015 at 21:17

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