Daily Oregraph: 裏庭画報 秋の色
この花を見ると、秋だなあと思う。ぼくは園芸種の大輪の菊よりもこういうのが好み。
エゾノコンギクだろうと思うのだが、写真図鑑とはほぼ一致しているのに、北海道植物図譜では葉の縁のギザギザがもっと深く鮮明である。裏庭にはそのギザギザ・タイプも同居しており、あるいは同じ仲間に見られる変異なのかもしれない。
今日は遊びに出かけなかったので、読書が少しはかどった。初恋の相手エミリちゃんは縁づいてしまったが、デイヴィド・コパフィールド君は最近別の女性に一目惚れしたらしい。
Dora嬢である。どことなくエミリちゃんに似ているのは画家の好みを反映したからであろう。秋の花のごとき楚々たる美人だと思う。
たちまち恋の虜になったデイヴィド君は、
What a beautiful name!
と感嘆し、彼女は人間を超えた存在だと手放しでほめるのだが、ドラだよ、ドラ(正確にはドーラ)。
ドラえもんやドラミちゃんの顔がちらついて、どうにも弱ってしまう。しまいにはデイヴィド君の顔がのび太君に見えてしまうは、ホリエモンまで連想してしまうは、すっかり閉口してしまった、ああ!
Comments
いやあ、エミリちゃんが成長した姿かと思ってしまいましたよ。
こんな風情の草花がそこらの野辺に見られる季節が待ち遠しくって・・・
Posted by: 三友亭主人 | August 17, 2015 21:17
>三友亭さん
一目惚れするのも無理ありませんよね(笑)。
エミリちゃん(最近はあまりいわないようですが、日本語では「エミ坊」あたりが近いかも)に似ているでしょう。
実はデイヴィド君もなかなかのイケメンでして、いずれ顔をお見せいたしましょう。
Posted by: 薄氷堂 | August 18, 2015 09:31