Daily Oregraph: 裏庭画報 天まで伸びろ
このところ湿っぽくていやな天気がつづいている。それでも元気なのがサヤエンドウのツルである。もうぼくの背丈を越して、約2メートルの高さにまで達した。
ぼくも多少は知恵がついて、今年は早いうちから支柱を何本か立てておいたのだが、狭い面積に種を多くまきすぎたらしく、枠をはみ出して横にも広がり、少し離れたツツジの枝にまで届きそうな気配だ。計算外の事態ではあるけれど、ツルがどこまでも伸びる様子には一種感動的なものがある(実が見あたらないのは、本日の収穫後に撮影したから)。
茎と茎とが複雑にからまり、中間付近では葉が重なって内側がまったく見えず、まさに混沌たるありさまである。その結果、実を探し出すのも容易ではなく、どうやら知恵が足りなかったようだ。欲張りすぎると損をするといういい見本だろう。
さて虫害にやられる前にどこまでツルが伸びるか、これからが楽しみだ。収穫は……もうどうでもよろしい(笑)。
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